行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

新銀行東京の無責任オーナー石原知事

2008-10-28 23:23:01 | Weblog
今日の報道で新銀行東京が何故不良債権を積み上げて倒産寸前か理解できたと思う。闇の世界が新米銀行をうまく利用した一例だ。私の税金を何でこんな無責任な銀行に注ぎ込んだのだろうか?都の出資金1000億円はすでに855億も無くなっている。さらに自公都議は400億円の追加出資を強行した。石原知事はじめ自公の都議員は自分の資産を差し出すべきだ。そもそも東京都には数多くの地元と密着した信用銀行もたくさんあり、中小企業と運命共同体的経営を行っている。新銀行の相手はこうした伝統ある健全な中小企業との結びつきもなく、新たに顧客を開拓しなくてはならない。今回の犯罪は行員にノルマを課しかなり無理したための結果だと報道されている。
知事は旧経営者の責任と平然としている。民間だったらオーナーは全財産をはたいても株主(私を含めた都民)の毀損に埋め合わせをする。経営者を選んだのはと言うより頼み込んだのはオーナーなのだから。
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暴落する株、きり上がる円、カジノ化する資本主義

2008-10-28 00:02:55 | Weblog
ついに東証日経ダウは7162円へとダウン、グローバルで動くマネーが背景にある、東証取引の半分強は外資だから円が高くなり株を手放せばユーロ、ドルでの価値が増える。7162円も1ユーロ165円の時は43ユーロ だが1ユーロ115円だと62ユーロだ。円高が株売りを促進する典型だから国内で株を支えようとしても巨大な国境を越えるマネーには対抗できない。このマネーはある時は1バーレルオイル価格を150ドルにし、今は65ドル台、金利が高い国には潮のごとく押し寄せたマネーも金融恐慌になるとすぐ引き上げ、その国の通貨を急降下させアイスランドように経済崩壊の瀬戸際に追い込む、本日国有化された銀行がサムライ債での利払いがデフォルトになったというニュースが飛び込んできた。ウクライナ、ハンガリーは外資の引き上げで通貨が下落しIMFの資金援助をあおぐことになった。資源豊かなオーストリアドルも例外ではない、7月には1豪ドル160円だったのが現在は55円と信じられないことが起きている。これらはグローバルに動くマネーが生み出した現象でまさに資本主義経済はカジノ化した。麻生内閣の数兆円ぐらいの対策では歯が立たない。世界の国々が共同してこのマネーを統制するシステムを確立すべきだ。マルクスが生きていたら「今グローバルマネーという妖怪が世界を動き回っている」と言ったことだろう。日本では貯蓄から投資へというスローガンが低金利時代で謳われたが、その投資のマネーがグローバルに動き回っているのだから皮肉なものだ。
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