行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

東京フィル定期演奏会 弦楽器に魅了された

2009-09-29 22:16:15 | Weblog
知人のご厚意で、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会に招待され、久しぶりに弦楽器のすばらしさと迫力に浸った。演目はロシアのものでラフマニノフ交響詩「死の島」、チャイコフスキーロココ風の主題による変奏曲 イ長調、 チャイコフスキー交響曲「マンフレッド」で指揮者もロシア人ミハイル・プレトニョフだった。

変奏曲イ長調では、北京生まれの趙静(ザォ ジン)のチェロ独奏が目玉、若い奏者であったがすばらしい音を出し、脳みそが洗われた感じがした。昨年見た映画「おくりびと」のチェロ演奏で感動して以来、チェロの音色に魅せられた。

オペラを見ているような交響曲「マンフレッド」では弦楽器のすごい迫力に驚いた。大きな音を出す管楽器に負けない迫力でプレトニョフは見事に引き出した。

東京フィルは1911年に誕生、100年になろうとする歴史の重みが感じられる演奏であった。東京フィルの名誉指揮者はチョン・ミョンフン、たまたま旅先で暇ができ、ウィーンやロンドンで演奏会に行った時、彼が指揮を執っていた。11月には彼の指揮する定期演奏会があると聞いた是非行きたいものだ。
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