2018年はあらゆる面で激動した1年間で、ブロガーとしては書くネタの尽きない1年だった。この1年、私なりに取り上げた重要テーマを振り返ってみた。
ブログに登場させた人物ではトランプ大統領がトップで、このトンデモ大統領世界を引っかき回し、株価の変動率を上げ、米国の社会を分断し、米国以外の国へもそのディール外交で大きな影響を与えた。米国のヒューマニズムとか自由にして民主主義とかはどこかに行ってしまい、独裁的な政権が途上国には跋扈しだした。北朝鮮、中国といった従来からの独裁国家に加えフィリピン、ブラジル、ハンガリー、トルコなどなど、危ない国際情勢となった。来年は、専門家でも予測不能の状態で、米国人の英知を信じたいところだ。
米国と中国の対立は、10月4日のペンス副大統領の歴史的な「対中政策変換」演説により、かつての米ソ冷戦を思わせる局面に入った。日中間の深い経済的繋がりを考えると、今の安倍トランプポチ外交では、日本は困難な状況に追い込まれるだろう。
国内では地震、大雨、台風など災害がこんなに多く襲ってきたことは記憶に無い。生活の基盤であるエネルギーの分散化への提案ブログが多くの人に共感を得て、この週でも読まれている。南海トラフ大地震の対策がなされているが、何時、どのような規模か今の技術では判らないところに不安がある。
先端技術では、AIが話題になり、何回かブログでとりあげたが、自分の生活にはまだ及ばない。私の発音が悪いのかAIスピーカーアレクサとの会話も上手く行かないことが多く、笑いの種になっている。昨年眼科、今年歯科の医師のボランティア活動支援でラオスやベトナムに出かけたが、医療技術の発展は確実に人類の役に立っていると確信した。癌の診療でも薬と手術の発展は素晴らしく、来年はAIと結びつき更に発展すると思っている。
安倍政権の法案だけを先行させる強引さはひどいが、外国人労働者導入への拡大は日本の移民政策の転換で、2018年は記録に残ることになる。世論調査では依然として反対論が強く、このままでは訪日外国人労働者の融和は難しい。先進ドイツの例をブログでとりあげたが、共生社会をつくる知恵が必要だ。
私事であるが、103歳の母がこの春無くなった。大正、昭和、平成を生き抜き、100歳の時に簡単な自分史を編纂したが、関東大震災、2.26事件(宮内庁への通勤途上、三宅坂で反乱兵に遮られた)、赤坂の自宅大空襲(私をおぶって焼夷弾の中逃げ惑った)、戦後の食糧難、米軍横田基地騒音対策など多くの困難に立ち向かった。強い大和撫子だった。