ソフトバンクグループ(SBG)の18年3月期の決算では、連結純利益(国際会計基準)は1兆389億円、19年3月期の決算では1兆4000億円純利益が予想される。ところが、同期の税務申告では、課税対象となる所得がないとして法人税を納めていなかったことが国税当局の4000億円否認で明らかになった。外国企業の取得で2兆円もの欠損が出たためのようだ。4000億円否認でも影響なく税金ゼロには変わりない。SBGは痛くもかゆくもない。
企業の経営成績や財務状況を明らかにする会計と、税務会計とは違うことに原因がある。企業とは社会的存在で、SBGのような巨大な会社は国や社会からあらゆる恩恵を被っている。それに対し対価たる税金を払わないとは理解に苦しむ。今回のように外国企業のM&Aで欠損を出しても日本国民としては関係ない。少なくとも国内事業で儲けた利益には課税されるのが当たり前だと思うが、
企業会計と税務会計を近づけることがグローバル化が進む今必要だろう。国内しか活動が出来ない個人や小企業にとって、巨大企業の儲けに対し無税とは納得がいかない。各政党も是非検討して解決案を示して貰いたい。
企業会計と税務会計を近づけることがグローバル化が進む今必要だろう。国内しか活動が出来ない個人や小企業にとって、巨大企業の儲けに対し無税とは納得がいかない。各政党も是非検討して解決案を示して貰いたい。