北海道で行われたニッポンハム・レディース、産休明けのママさん若林舞衣子(33)が今日も好調、2位の堀琴音に2打差でスタートし、3バーディ、ノーボギー、14アンダーでラウンド、楽勝かと思われた。しかし堀琴音(25)が、5バーディー、ボギーなしのベストスコア67でまわり追いついた。中でも15番パー4は4メートルのパットをねじ込んでプレーオフに持ちこみ、勝負強さを見せた。
プレーオフ3ホール目、疲れが見えた若林が安定していたドライバーを曲げ、パーオン出来ず、堀はピン手前にパーオンし決着をつけ、逆転で初優勝を飾った。崩れを見せない若林に追いつけたのは、ピンをデットに狙ったショットが堀の好成績を生み出した。14アンダー同士のプレーオフで極めてハイレベルの闘いだった。
史上最長の桂倶楽部コースで、女子プロはユーティリティを多用した。プレーオフが行われた18番はドライバーがしっかり当たっても残りは190から200ヤード、若手の飛ばし屋はアイアンを使う選手もいたが若林、堀はウッドかユーティリティだった。中には、グリーン回りの寄せにもユーティリティを使う3位に入った黄金世代の植竹希望のプレーも絡みつく洋芝への工夫だろう。