行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

コロナ検証、1年前の教訓が活かされてない

2021-07-13 15:56:18 | 災害
 
あぶり出されたコロナ感染者

東京都で10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに243人と報告され、1日当たりの感染者数としては9日の224人を上回り過去最多となった。都内の感染者数は緊急事態宣言解除以降、増加......
 

4回にわたる緊急事態宣言、効果がないのは1年前の教訓が活かされてないことにある。

1年前、震源地は判っているのだから早く手を打たないと、そこから波状に感染者が増える(東京都医師会長)。と述べている。西村経済再生相の不法営業飲食店にたいする金融機関や酒卸店への協力要請はこの1年間効果がなかった焦りが原因だろう。盛り場という震源地をロックダウンして、午後8時以降人流をなくす以外方法はない。西村発言を批判する与野党の政治家はどうするかという策も示さずただ批判だけで無責任だ。

また、1年前医療従事者の労組、医労連はとにかく検査を徹底し、国民が1日も早く安心出来るように提言している。「1日20万件のPCR検査体制の整備を要求、24時間で4桁の検査をこなす全自動検査装置を100台配置すること。〃アベノマスク〃より安く済む」

と提言しているが日本は1年経っても検査貧国で、今もって先ず医者に掛かり、医者の指示でPCRセンターで検査が受けるというシステムを続けている。それ以外は有料の民間検査所を探さなければならない。先日オーストリア、ウィーンのPCR検査事情がラジオ深夜便で現地から報告があったが、以下のように歯を磨くぐらいPCR検査が日常化している。

「スマホのアプリで唾液を無料配付のキットに入れ、市内のコンビニや薬局のポストに提出すると,24時間以内に検査結果が送信され便利なので、小学生の子供も1週間に1回は検査している」とのこと、子供にはワクチンよりこちらの検査の方が合っているのでは?

ウィーン在住のガイドのホームページ(注)には「自宅での検体採取に際して,ビデオ撮影と身分証明書により本人であることが確認されますと,陰性の検査結果を美容院等への入店に義務付けられている証明書やオーストリア入国の際に提示が求められる陰性証明として利用することが出来るとされています。証明書の有効期間は検体採取から72時間です」

簡単に無料でPCR検査陰性証明書が取れれば、サッカーの試合でも、オリンピックでも有観客が可能になるだろうし、居酒屋にも入れ、菅内閣の支持率が下がることはなかった。

注、https://www.wien-kanko.com/2021/04/03/pcr%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E7%84%A1%E6%96%99%E9%85%8D%E5%B8%83/

 

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