日経新聞は投資信託の昨年1年間の資金流入額ランキングを掲載した。トップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」毎月分配金が入ってくるので年金生活者に人気のある商品だ。新年に入り、12%強の下落となり、基準価格は1年前の12000円から10981円と資産価値は下落している。ベンチマークがS&P500指数なので、年間の騰落指数は2位のeMAXIS Slim 米国株式とほぼ同じだが、値上がり分を分配しているので、その分資産価値が下がった。
2位の「eMAXIS Slim 米国株式」、分配金はこれまでしていないので基準価格は1年前の14000円から18220円と資産価値は上がっている。分配金を取るか資産価値を増やすか思案のしどころだ。信託報酬は前者は1.79%に対しインデックス型の後者は0.0968%とかなリ差がある。
異彩を放つのは6位の「投資のソムリエ」で分散投資の効果により、資産価値キープを重視する投資家に根強い人気がある。多くの投資家がポートフォリオの中に入れて暴落に備えている。新年に入っての下落幅は4%で、バランスファンドならではの安定だ。前回のブログで紹介したバランスファンドは8分散固定だが、このソムリエはバランス資産の中身をアクティブに変えている。その分信託報酬は1.54%とやや高い。