行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

北京オリンピック雑感「ああ無情」「神がくれたチャンス」

2022-02-21 14:54:49 | スポーツ

オリンピックでは世界最高水準のアスリートが競うところが見どころで、常人では想像も出来ない毎日の切磋琢磨した努力が発揮できた喜びの声と、発揮できず涙をのんだ人で、明暗が分かれるが選手の声は清々しい。しかし今回、汚点を残したのはドーピング問題だ。

ドーピング違反の報道でロシアを除く世界中の批判にさらされていたカミラ・ワリエワは、フリーでは2度転倒したし、崩壊に近い演技だった。泣き崩れたワリエワに、トゥトトベリーゼコーチは情け容赦なく、「なぜ途中で諦めたの? 理由を言いなさい」とああ無情!!一方銅メダルの坂本花織は自分の全てを出し切ったとニコニコ!!
まだ15歳の少女は自覚して薬を飲んだ訳でもないのにこの試練は酷だ。「皆大嫌いと」泣き叫んでいたようだが、国際スケート連盟(ISU)がフィギュアで五輪や世界選手権などに参加できる年齢について、17歳に引き上げる案を6月の総会に諮るとの報道、当然だろう。

カーリングは平昌オリンピックで、銅メダルをとり、意気込んで北京に乗り込んだが予選リーグ最終戦、強豪スイスに破れ、帰り支度のところ、上位の韓国が敗退し、準決勝を再びスイスと闘うことになった。「神がくれたチャンス」 とロコ・ソラーレは息を吹き返し、スイス(世界2位)を撃破し決勝に進んだ。相手の英国も強豪スエーデン(世界1位)を破り、ともに予選リーグ5勝4敗どうしの決戦となった。日英とも「神がくれたチャンス」を活かしたチーム、日本は世界ランキング7位で、英国は8位。一方、準決勝で敗れたスイスとスウェーデンは、ともに優勝候補と目されていた。日英は奇しくも平昌オリンピックで銅メダルを争ったチーム、この時は日本が初のメダルを獲得し英国は涙をのんだ。
今回は英国が雪辱を果たしたが、ロコ・ソラーレは自信を深め、次を狙っている。

四年後はイタリアが舞台、10年前に訪れたコルチナ・ダンペッツォ

エーデルワイス

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