リシャール・ミルが何なのか判らないまま最終日、どうやら時計屋さんらしい。昨季賞金女王・稲見萌寧が、トータル7アンダーで開幕から14戦目にしてようやく今季初優勝を完全優勝でつかんだ。西郷、小祝、西村と言った強豪が皆全米女子オープンへ行っているんで当然の勝利だと思うが、かなり苦労した。2位に2打差の単独トップで2日目をむかえ、この日6バーディで追いあげてきたのが菅沼菜々、初優勝狙いで16番まで2打差、ところが難しい17番パー4で勝負をかけたが池ポチャ、ダブルボギーで万事休す。ショットがもう一つの稲見はそれを見てきざんでボギーに納めるという手堅さ。
稲見は同じ最終組岩井千怜が10番までに4つ落としていたが5連続バーディと息を吹き返し、追い上げた。17番でボギーを叩き、岩井との差は2打、18番パー5ルーキーながら飛ばしや岩井は2オンも可能だったが、きざみほぼこの時点で決まった。それにしても19歳岩井、ヨネックスの契約選手で大会ホステスとして頑張った。
稲見萌寧はさすがに「差を縮められないように」と逃げ切り勝利を意識しながらのゴルフ、オリンピアの風格も出てきた。