前半は10アンダーで4人がならび、後半は16番まで11アンダーで4人がならぶ熾烈な優勝争いが展開された。最終ラウンド10アンダーで首位スタートの小祝さくらは前半バーディがとれず、菅沼菜々が3バーディー、西郷真央が4 ーディをとり、追いつかれた。
しかし、優勝経験の豊富な小桜はノーボギーで我慢のゴルフ、後半に入り、10番でバーディをとり、11アンダーで菅沼、小祝、西郷、永井が並走、誰が抜け出すかに焦点が絞られた。先を行く西郷や永井は18番パー5で久しぶりの優勝を意識したのかチャンスに付けたバーディパットが入らない。小祝は17番パー4で約5mのバーディーパットをねじ込み、単独トップに抜け出した。
菅沼菜々は最終組で小祝と競り合い、チップインバーディなどでいったんは追いついたが、初優勝を意識したのか短いパットを外すなどチャンスを生かせず何度か優勝争いをしながらも今回も涙をのんだ。
今回は、ルーキーよりベテランの活躍が目立った。最終日ベストスコア66を出した6位9アンダー脇元華、一時は優勝争いに加わった7位タイ8アンダーの上田桃子、鈴木愛など、ルーキーや若手の活躍に刺激されたことは間違いない。