ニューヨークタイムズは東京の若者で流行っている6畳アパートを靴箱アパートとした記事を掲載した。かつて高度成長時代、英国からだったか日本人はウサギ小屋みたいな貧弱な家に住み、長時間働いていると揶揄された。しかし今回の記事は、東京に住む20代の若者が職住近い駅前の靴箱のような狭いが、極めて効率的な住まいを求め、人気があると紹介している。私もこのようなアパートがあるとは驚いた。
記事に寄れば年収17000~20000ドルの20代労働者の入居者を写真入りで次のように報じている。
「ユニットは東京の平均的なワンルームマンションの半分の大きさですが、12フィートの天井と屋根裏部屋のようなロフトがあり、新しいスタイリッシュで、いくつかの効率的な配置により洗濯機、冷蔵庫、ソファ、作業机を備えている」
「このマイクロアパートは新しく、家賃は340~630ドルで同様の地域の他のスタジオアパートよりも数百ドル安い。また、原宿、中目黒、渋谷など、東京中心部のトレンディな場所の近くにあり、高級ブティック、カフェ、レストランなど、一般的には高級マンション地域で、ほとんどの物件は地下鉄の駅の近くにあり、多くの若者にとって最優先事項が備わっている」
調べてみると、このトレンディな靴箱アパートは2015年頃からSpilytus社によって建てられたもので、6畳の内3畳が居住空間、後はシャワールーム、トイレ、ミニキッチン、冷蔵庫などが効率的に配置され、ロフト付きなのでここは物置か?なんとなく宇宙船みたいな感じがする。しかし、家賃が安いことに加え、敷金、礼金が不要なことが魅力なのだろう。
コロナ下で、ホームワークが可能になり、多くのトレンディな若者が郊外に移住しているというニュースであふれているが、独り暮らしの若者はダウンタウンにも近く、通勤に便利なマイクロアパートメントを選択するようだ。特にホームワークができない娯楽飲食業に従事している人に向いている。