岩井ツインズの妹・千怜が、姉・明愛(20)と昨季年間女王・山下美夢有(21)の3人によるプレーオフ(18番パー5)で、2ホール目にバーディーを奪い優勝した。今季初優勝、通算3勝目。史上初の双子プレーオフを制した。
岩井ツインズ2人ともすでに優勝経験があり、2人でプレーオフをするのが夢と語っていたが、その内実現するかもぐらいに聞き流していた。ゴルフでは決勝ラウンドで50人が競う。歴戦の強者もいるし、その確率は低いと誰でも思う。しかしまさかがこんなに早く訪れるとは?しかも相手は昨年の女王山下美夢有で、岩井千怜は4打差を逆転した。これもまさかだ。
キーポイントはプレーオフの舞台18番ホールの距離と砲台グリーンにあった。飛距離に勝る岩井ツインズは第2打をドライバーで2オン狙い、高い砲台グリーンでのることはなかったがほぼグリーン下まで飛ばせ寄せることはそれほど難しくなかった。一方山下はショットメーカー、第3打を100ヤード弱で勝負、1回目のPOではかなり近く3mぐらいまで寄せたが惜しくも外した。2回目の時は寄らず4m、ツインズは1回目こそパットをミスしたが2回目の時は2人とも2m程度に寄せ、姉の岩井明愛は外したが、千怜は下からしっかりと沈め、激戦を制した。
先週もふれたが、山下は調子を上げてきており、次週は期待出来る。
大会名物の『ベストスマイル賞』&『ベストドレッサー賞』。今年は吉田優利が“2冠”を達成した。因みに妹のアマ吉田鈴は21位タイでベストアマ、28位で終わった姉の吉田優利を上回った。この吉田ツインズからも目が離せない。