イタリア、ヴェネトの「アマローネ」は、3000円以上もする高級ワインで、年金生活者には普段は飲めない。その製法は収穫したブドウを3~4か月間陰干し(アパッシメント)して干しブドウにしてから発酵させるアッパシメント製法だ。時間もかかるし、陰干しするスペースも必要だ。しかし、甘さと濃くが出るし、香りも独特なものがある。
2月に訪れたトスカーナのキャンティクラシコのワイナリーでも白ブドウを陰干しをして製造していた。アパッシメントはヴェネット州の伝統的な製法だが、その人気は各地に広がり、今やピエモンテ州やプーリア州などにも拡がっていると聞いていた。
先月頃からジュピターでセールしていたこのワイン、ズバリ「アッパシメント」として1000円弱という格安、やや重いワインだが甘さも、深さもあり、いわゆる濃くがある。干しぶどうの効果がしっかり出たベリー系のフルーティな味だ。南イタリアプーリア産だけあってプリミティーボ、ネグロアマーロにメルローの品種を使っている。
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