先頃、ナイキが3Dプリンターによりアッパーを形成した革新的な一足で、2018年4月、ケニアのキプチョゲのロンドンでの勝利を支えたとして、日本で同型のスニーカーを81000円で限定販売した。その購入条件がふるっている。同社の発表は「購入のチャンスが与えられるのは、厳しい条件をクリアしたランナーのみ。応募条件は2017年3月3日以降のレースで下記の結果を残し、またそれを次項の方法で証明できる方」として
男性:「フルマラソン 3時間00分00秒以下」女性:「フルマラソン 3時間30分00秒以下」そして証明方法等、・タイムを証明できる記録証またはWebリンク
・顔写真付き身分証明書 (コピー、期限切れ不可)実に厳しい条件だ。
従って、早朝から並んでも全ての人が買える訳がない。
男性:「フルマラソン 3時間00分00秒以下」女性:「フルマラソン 3時間30分00秒以下」そして証明方法等、・タイムを証明できる記録証またはWebリンク
・顔写真付き身分証明書 (コピー、期限切れ不可)実に厳しい条件だ。
従って、早朝から並んでも全ての人が買える訳がない。
81000円のスニーカーと聞いて驚いたが、その後それがネットで18万円で買うという人がいて更にビックリ、レア物スニーカーは投資の対象になっていて、毎月結構稼ぐ投資家がいるとの報道。このニュースを見て思い出したのは歴史で習った1636年~1637年のチューリップ・バブルだ。ウィキペディアによると、オランダ黄金時代、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、チューリップ・バブルのピーク時であった1637年3月には、1個当たり、熟練した職人の年収の10倍以上の価格で販売されるチューリップ球根も複数存在した。5月には早くも暴落し、投機の熱は冷めた。
スニーカーが投資というより、チューリップのように投機の対象になっている。金のように絶対数量が限られていて、かつ需要が広くあまねくあり、いつでも容易に現金化されるものでないと、うたかたの夢となる。ナイキが数量限定でスニーカーをつくったとしても、短期間で終わる。同一の製品を造れるスニーカーのメーカーは複数あるし、投機で買ったスニーカーが価値を保ち続け、いつでも現金化出来るとは限らないからだ。
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