米国では戦時体制では、民間企業に対戦用に生産を命令することができ、人工呼吸器生産に自動車メーカーなどに実行を促しているが、日本にはそのような法律はない。しかし、緊急事態宣言後、コロナ対策に乗り出した企業は散見される。先ずマスクについては未だ買えないで困っている人がいるのに、マスクをしなくては買い物もできない雰囲気。これすら解決できない政府には、期待できず、アイリス大山は中国の生産を国内に急遽切り替えた。シャープは初めてマスク生産を宣言し、それぞれ経営者の気概を見せた。
フランスでは高級ブランドのルイヴィトンがマスクを生産しだした。国内の衣料メーカーの筆頭ユニクロは何故そのような動きを率先して行わないのか不思議だ。あの大量生産の強みを活かす気概を見せて貰いたい。
今、命の問題として喫緊の問題は国内に人工呼吸器は約2万2000台しかないことだ。感染者は本日現在、14571人、死亡者は474人、数字上、人工呼吸器は、まだ不足していないが、人工呼吸器の殆どが輸入品だ。いざとなったら、犬用の人工呼吸器を使ったらという提案もあるが???
人工呼吸器メーカーとして世界最大手の1つ、スイスのハミルトン・メディカルは、今年の生産台数を約2万1000台に増やしたいとしている。日本も同社から輸入してきた。しかし、欧州のパンデミックで、対応できる範囲を超えた注文が殺到している今、同社はどこに製品を出荷すべきか、困難な判断に直面している。最も厳しい緊急事態を迎える国イタリアを優先することになるだろう。
他の人工呼吸器メーカーとしては、米国のレスメド、スウェーデンのゲティンゲ、ドイツのドレーゲルベルク、中国の北京誼安医療などがあるが、日本向けに余力があるか疑問だ。ここは国産に向けてものつくりの経営者の気概を見せて貰いたい。幸い今年に入って日本光電が人工呼吸器の生産に乗り出し、一部自動車メーカーや電機メーカーが生産に協力しているようだが、なんとなく腰が引けている。生産にアイドルが出ている現在大量に生産し、困っている欧米や新興国に供給する気概が欲しい。
日本光電の国産人工呼吸器の詳細
https://www.nihonkohden.co.jp/news/20042401.html
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