毎年恒例の景気予測と推奨銘柄が日経に掲載された。来年11年度の成長率は1.3%と予測しているから10年度予想3.1%に比べると景気が良くなることはないようだ。簡単に言えば10年度のエコポイントによるてこ入れがなくなりその分落ち込むことになる。問題のデフレ脱却はまだのようだ。
経営者がそうした情勢を踏まえて、推奨銘柄の美人コンテストを毎年やっているがランキングを見て疑問に思うことが多い。こんな記事を見て株を買うことは止めた方が良い。
今回のランキング10位銘柄は以下の通りだが10年の年初と年末の株価をそれぞれ見ると驚いたことに1年間で下がっている銘柄が半分もある。11年の環境は10年の環境より悪いのだから10年で株価が下がっている銘柄が良くなる根拠は何なんだろう。
昨年のランクでトップの信越化学、同じく3位の三菱商事と8位の東芝は株価が下がり見事に期待はずれ、それでも懲りずに推奨銘柄に上げられている。今年は常連のトヨタやソニー、キャノンが10位以内から外れている。
マスメディアの報道に結構経営者は幻惑されているとしか思えない。
ランク 10年年初株価 年末株価 昨年のランク
1コマツ 1942 2457 2
2三菱商事 2325 2198 3
3信越化学 5300 4400 1
4住友商事 959 1149 -
5東芝 512 442 8
6三菱UFJ 458 439 -
7ファナック 8690 12470 -
8日産 813 773 -
9ホンダ 3140 3215 5
9伊藤忠 691 822 10
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