首位と1打差で出たオリンピア銀メダリスト稲見萌寧が4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。トータル22アンダーまで伸ばし、米ツアー初優勝を果たした。日本ツアーでは今季初V、通算13勝目。ペ・ソンウ、桑木志帆と最後まで首位争い、緊迫した場面があったが、レジェンドらしい落ち着いたプレー、1打差で制覇した。
稲見萌寧は前半、4番パー4でバーディを先行させると、7番でも1つ伸ばしてトップと1打差で折り返した。初優勝を狙う単独トップの桑木志帆が12番パー5でドライバーを曲げ、痛恨のボギー、稲見は2オンバーディで首位タイに浮上。17番パー5ではピン3mに2オン、イーグル逃しの楽々バーディで一歩抜け出した。
トータル21アンダー・2位タイに桑木とペ・ソンウ、桑木は今季2位、3位が多くまたも涙をのんだ。
稲見は優勝インタビューで「オフから4回スイング改造して、今季は予選落ちも多かった。優勝争いしてなかったので、ここでものにできてよかった」と涙を浮かべた。試行錯誤のスイング改造での苦労が実を結んだ。
それにしても優勝賞金30万ドル(4500万円)をかけた米国ツアー43選手、日本ツアー35選手が4日間闘ったわけだが、上位陣は日本ツアーの選手が圧倒し、日本女子プロゴルフのレベルの高さを証明した。
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