昨日はB食倶楽部「いずへいのうまいもん日記」のいずへいさんの招集にて6人で池袋~新宿、中華ハシゴ。
異国情緒たっっっっっぷりのディープな夜でした。
くわしくは↑のB食倶楽部「いずへいのうまいもん日記」にて紹介されています。
いやいや、よく飲みよく食べました。
中華はやっぱり大勢で食べるに限るわ~。
1軒目は普通の中華屋さんではお目にかからないお料理が印象的。
でっかいゆで豚のカットを黒酢味で仕上げた豚肉だけのこれぞまさしくthe 酢・豚と言わんばかりの「酢豚」とかクミンシードたっぷりのまるでスパイシーカレー味だったお肉とか。
そして2軒目、あれは夢だったのかしら???と今では思っているアヤシイ裏路地のアブナそうなお店。(すいません、お店の方)
メニューにはすずめやら犬やらサソリやら・・・
もちろんおいしい"普通の食べ物"もあります。
変わりダネで食べたものは「ローヤルゼリー」とされていた蜂の幼虫揚げ。
・・・以前イナゴを口にした時以来人生2度目の「虫食い」はこわごわ恐る恐るでした。
ローヤルゼリーだって虫の分泌物だし
普段何気なく口にしている赤い着色(コチニール色素)だって虫から抽出してるんだし・・・ でも姿ごとはちょっと・・・
いや、ここで尻尾を巻いて逃げては「何でも食べる女」の名がすたる。
と意を決して口に運ぶ。
あらま、
味も食感もなんとなーく「油揚げ」的。
まったく問題ないです。
でも
問題ないけど、やっぱり"虫を口に入れて噛んだ"という事実を私の口と脳が否定したがっています。(胃袋以下無言)
うへぇ、また虫食べちゃったよー
夢だったことにしておこう。
===================
さて、長い前置きでしたが、気を取り直してようやく梅酒のお話です。
母はよく梅酒を作ってました。
実家の庭の梅の木は実をつけてはいましたが、それを使っていたかどうかは覚えていません。
子供の頃は梅酒が出来上がった後、取り出されたしわしわになった梅をよくかじってましたっけ。
ちょっとアルコール感の残ったこの梅が(やはり酒飲みの血が・・・)好きで。
その結果、すっかり梅酒の味に飽きてしまって割合最近までは梅酒はあまり好きではなくなっていたのです。
母が亡くなった後何年かして、実家の床下貯蔵庫に眠っていた自家製の10年ものの梅酒を見つけて急に、「梅酒作ってみようかな」なんて気になりました。

思い立った頃が少し遅かったので市場に出回る梅はすでに青梅から熟しかけてしまったものに変わっていました。
梅干しならば熟して黄色から赤みがかったものがいいのですが、梅酒には青梅が適しているのだそうです。 でも・・・そこが初心者の怖いものしらず、ええいかまわん!とちょっと赤味混じりの実で作ることに踏み切りました。
梅酒を作る原料は青梅、ホワイトリカー、氷砂糖。
基本の割合は梅1kgs : ホワイトリカー1.8L : 氷砂糖1kgsで、
ホワイトリカーでなくても造れますがその場合酒税法で20°以上のアルコールであることが条件付けられてます。
しかし、氷砂糖1kgsは甘い! 甘すぎます。 果汁100%以外の甘い飲み物は少々苦手な私にはこの甘さは無理。
ということでたしか氷砂糖は梅の重量の1/3=約330gsにしました。
そして、ホワイトリカーってのも芸がないわとスーパーで安売りしてた芋焼酎のパック酒。
初体験というのにけっこう度胸がある私。
最初っからひねり技みたいなもんです。

梅のエキスは比重で上に行っているようで上部は薄茶色、下部はまだほぼ透明
やがて日が経つにつれ薄茶色の液体量が多くなり梅は下に沈んでいきます
そして漬け込んで1週間が過ぎ、2週間が過ぎ・・・ 段々と液体部分が薄黄色から茶がかって梅も一部しわしわになったものが見られ、いかにも梅酒っぽくなってきました。 そして蓋を開けてみるとまさに梅酒の香りが。
様子を見て、梅酒なんぞ普段見向きもしなかった家の主が「まだ飲めないの?」とやけにソワソワしてきます。
一月すぎたころ「待て」のきかないガマンできないヤツが、梅をまだ取り出してもいないのに目を離したすきに飲んでおりました。 この時分にはもう飲めるんですけどまだ早い。
それから半年寝かしました。 Zzzzzz...
一時は少ししぼみかけた梅がまた元に戻ったような?
さぁ、この1月は梅を取り出して解禁です。

甘さはちょうど好みな程度、ずいぶんとすっきりとした仕上がりです。 「甘酸っぱい」というよりも「すっっっっっっっっぱ甘い」という感じで冷やしてお風呂上がりなんかに飲んだらちょうど良さそうです。
初めてにしては上出来?とまあまあ満足した出来上がりとなりました。
うーん、でも甘さはこんなもんでいいんだけどもうちょっとコクが欲しい。
さて、ここで初めて気がついた(おそいっちゅーの)頭の悪い私。
このすっきりし過ぎくらいの仕上がりが、甘味のせいだけではないことがようやくわかったのです。
そう、氷砂糖を極力抑えてしまいましたから。
考えてみれば簡単なことです。
「浸透圧」の作用ですね。
一度梅にしみこんだ焼酎がゆっくりと溶ける氷砂糖の濃度によって今度は梅のエキスとともに外に出てくるのですから氷砂糖が少なすぎては梅の成分も十分絞り出せないということなんでしょうね。 だから基準通りに造っていた母の梅酒は甘いかわりにコクも十分にあったわけです。 あぁ、理科のお勉強弱かったものねー私。
今年はもうちょっと氷砂糖の量を増やしてみます。
何年かは梅酒造りにはまりそう。
たくさんできたらお裾分けしたいところなんですけど、酒税法で禁じられてますので残念ながら我が家で頑張って飲むしかなさそうです。
そうそう、ホワイトリカーの代わりに使った芋焼酎の香りは全然わかりませんでした。
明日は梅酒になった梅たちのその後です。
異国情緒たっっっっっぷりのディープな夜でした。
くわしくは↑のB食倶楽部「いずへいのうまいもん日記」にて紹介されています。
いやいや、よく飲みよく食べました。
中華はやっぱり大勢で食べるに限るわ~。
1軒目は普通の中華屋さんではお目にかからないお料理が印象的。
でっかいゆで豚のカットを黒酢味で仕上げた豚肉だけのこれぞまさしくthe 酢・豚と言わんばかりの「酢豚」とかクミンシードたっぷりのまるでスパイシーカレー味だったお肉とか。
そして2軒目、あれは夢だったのかしら???と今では思っているアヤシイ裏路地のアブナそうなお店。(すいません、お店の方)
メニューにはすずめやら犬やらサソリやら・・・
もちろんおいしい"普通の食べ物"もあります。
変わりダネで食べたものは「ローヤルゼリー」とされていた蜂の幼虫揚げ。
・・・以前イナゴを口にした時以来人生2度目の「虫食い」はこわごわ恐る恐るでした。
ローヤルゼリーだって虫の分泌物だし
普段何気なく口にしている赤い着色(コチニール色素)だって虫から抽出してるんだし・・・ でも姿ごとはちょっと・・・
いや、ここで尻尾を巻いて逃げては「何でも食べる女」の名がすたる。
と意を決して口に運ぶ。
あらま、
味も食感もなんとなーく「油揚げ」的。
まったく問題ないです。
でも
問題ないけど、やっぱり"虫を口に入れて噛んだ"という事実を私の口と脳が否定したがっています。(胃袋以下無言)
うへぇ、また虫食べちゃったよー
夢だったことにしておこう。
===================
さて、長い前置きでしたが、気を取り直してようやく梅酒のお話です。
母はよく梅酒を作ってました。
実家の庭の梅の木は実をつけてはいましたが、それを使っていたかどうかは覚えていません。
子供の頃は梅酒が出来上がった後、取り出されたしわしわになった梅をよくかじってましたっけ。
ちょっとアルコール感の残ったこの梅が(やはり酒飲みの血が・・・)好きで。
その結果、すっかり梅酒の味に飽きてしまって割合最近までは梅酒はあまり好きではなくなっていたのです。
母が亡くなった後何年かして、実家の床下貯蔵庫に眠っていた自家製の10年ものの梅酒を見つけて急に、「梅酒作ってみようかな」なんて気になりました。

思い立った頃が少し遅かったので市場に出回る梅はすでに青梅から熟しかけてしまったものに変わっていました。
梅干しならば熟して黄色から赤みがかったものがいいのですが、梅酒には青梅が適しているのだそうです。 でも・・・そこが初心者の怖いものしらず、ええいかまわん!とちょっと赤味混じりの実で作ることに踏み切りました。
梅酒を作る原料は青梅、ホワイトリカー、氷砂糖。
基本の割合は梅1kgs : ホワイトリカー1.8L : 氷砂糖1kgsで、
ホワイトリカーでなくても造れますがその場合酒税法で20°以上のアルコールであることが条件付けられてます。
しかし、氷砂糖1kgsは甘い! 甘すぎます。 果汁100%以外の甘い飲み物は少々苦手な私にはこの甘さは無理。
ということでたしか氷砂糖は梅の重量の1/3=約330gsにしました。
そして、ホワイトリカーってのも芸がないわとスーパーで安売りしてた芋焼酎のパック酒。
初体験というのにけっこう度胸がある私。
最初っからひねり技みたいなもんです。

梅のエキスは比重で上に行っているようで上部は薄茶色、下部はまだほぼ透明
やがて日が経つにつれ薄茶色の液体量が多くなり梅は下に沈んでいきます
そして漬け込んで1週間が過ぎ、2週間が過ぎ・・・ 段々と液体部分が薄黄色から茶がかって梅も一部しわしわになったものが見られ、いかにも梅酒っぽくなってきました。 そして蓋を開けてみるとまさに梅酒の香りが。
様子を見て、梅酒なんぞ普段見向きもしなかった家の主が「まだ飲めないの?」とやけにソワソワしてきます。
一月すぎたころ「待て」のきかないガマンできないヤツが、梅をまだ取り出してもいないのに目を離したすきに飲んでおりました。 この時分にはもう飲めるんですけどまだ早い。
それから半年寝かしました。 Zzzzzz...
一時は少ししぼみかけた梅がまた元に戻ったような?
さぁ、この1月は梅を取り出して解禁です。

甘さはちょうど好みな程度、ずいぶんとすっきりとした仕上がりです。 「甘酸っぱい」というよりも「すっっっっっっっっぱ甘い」という感じで冷やしてお風呂上がりなんかに飲んだらちょうど良さそうです。
初めてにしては上出来?とまあまあ満足した出来上がりとなりました。
うーん、でも甘さはこんなもんでいいんだけどもうちょっとコクが欲しい。
さて、ここで初めて気がついた(おそいっちゅーの)頭の悪い私。
このすっきりし過ぎくらいの仕上がりが、甘味のせいだけではないことがようやくわかったのです。
そう、氷砂糖を極力抑えてしまいましたから。
考えてみれば簡単なことです。
「浸透圧」の作用ですね。
一度梅にしみこんだ焼酎がゆっくりと溶ける氷砂糖の濃度によって今度は梅のエキスとともに外に出てくるのですから氷砂糖が少なすぎては梅の成分も十分絞り出せないということなんでしょうね。 だから基準通りに造っていた母の梅酒は甘いかわりにコクも十分にあったわけです。 あぁ、理科のお勉強弱かったものねー私。
今年はもうちょっと氷砂糖の量を増やしてみます。
何年かは梅酒造りにはまりそう。
たくさんできたらお裾分けしたいところなんですけど、酒税法で禁じられてますので残念ながら我が家で頑張って飲むしかなさそうです。
そうそう、ホワイトリカーの代わりに使った芋焼酎の香りは全然わかりませんでした。
明日は梅酒になった梅たちのその後です。