面白い情報があったので,さっそくお試し。
家にあるものでみんなそろいます。
何をやったかというと,松ヤニとIPA(イソプロピルアルコール)を混ぜて,自家製フラックス!!
やり方は簡単です。松ヤニを砕いて広口瓶(密閉できるもの)に入れて,IPAを注いで混ぜるだけ。溶けきれなくてもひと晩おいとけば溶けてます。
はじめ,ヤスリで粉状に削ったけど,非効率。ヤスリにやにも付き,手もべたべたになるので,やめた。
脂のついたヤスリはIPAで洗浄。
松ヤニは,昔娘が使っていたヴァイオリンの弓に付けるロジンを無断で失敬。
こんなやつ。うちにはあと丸いやつもあった。
これを砕いて,瓶に入れ,また棒などで砕いてIPAを入れるだけ。砕くの面倒くさければ,こんなのもあった。300円ちょっとくらい。tada,50gも使うかなぁ・・・野球用のロジンバッグなどの粉末を買えばできる(炭酸マグネシウムなどが混ざってますね。やめた方が良さそう)。
濃度はちょっと濃いめにしておきました。あとでいくらでも薄められるので,,,薄め過ぎちゃったら,ふたを開けてアルコールを飛ばせば濃くなる!
半田後の洗浄もIPAでできる。
すみません。まだハンダ付けでお試ししてません。そのうちご報告!
固まったクリームハンダも再生できるかな?
左のサンハヤトのフラックスが1/3くらいに減ってきたのでこれでふんだんに使える。ただ,サンハヤトのもここまで減るのに10年くらいかかってると思う。ということは,この作ったフラックスは何十年って使える。私はあと10年って生きられないと思うけど・・・ 無駄な工作だったかな。
なお,アルコールはIPAでなくても,無水アルコールでもいい。なお,消毒用のアルコールはだめだと思いますよ。
何しろ大昔、ネットもない時代、中学だったかな、プリント基板を作るのにサンハヤト?とか専用の物は高くて、薬局で塩化第二鉄を買って水に溶かして作っていました。エッチングの後の表面に塗るのにやはり薬局で松ヤニの塊を買って文房具店で売っていたラッカーシンナーで溶かして塗っていました。そもそも「ヤニ入りはんだ」とあり、ヤニといえば当時は たばこではなく?松ヤニしか浮かばないので薬局で聞いたら「ある」とのことでした。IPAでなくても解けるし乾きも早い。濃く作ると 粉吹き状態になる。基板作らないと必要なく、ユニバーサル基板ばかり使っている現状では、また作ろうとは思いませんが、効果はありました。