アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノやバイオリンをやってなかったころに

2012年12月16日 | ピアノ
大学にいたころ、バイオリンはまだ気配すらなく、ピアノは小さいころやったことがあるとはいえ、沙汰やみになっていた。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←とにかく楽しいことだらけだったんだよね。今でも楽しいことはいっぱいあるけど

でも、音楽をやっていなかったのではなくて、フルートは吹いていて、「フルート同好会」と「室内楽の会」という二個所に顔を出していた。

フルートという楽器のいいところといえば
・持ち運び簡単
・すぐ(それなりのところまでは)うまくなる
というところだろうか。とりあえず気軽に楽しめる楽器(奥が深いのはもちろんだけど…)。

フルートをやっている/やりたい人はやたらたくさんいて、一方、オケで必要なのは極わずか、ということで、そこで激烈な競争(?)を潜り抜ける気(と実力)のない人はぞろぞろとフルート同好会に(^^;;

基本、フルートだけでアンサンブルをする。ピアノ伴奏なら音大のピアノ科の人とか来るから(フルートでは初心者だったり)つけてもらえる。ま、そんなとこ。

社会人になってからの習い事でも、フルート+ピアノ伴奏という形態で発表会に出るなどのことならふつうだと思うけど、やっぱり学生ならではの醍醐味だった(今から考えると)のはフルート四本、五本でどんどんアンサンブルできたこと。

曲が偏っていて、古いところ(ボワモルティエとか)と、いっそかなり新しいフランスものとかしかないのが難点といえば難点だが、それなりにたくさんの曲があって、四本とか五本合わせると楽しいのだ。

フルート同好会では合宿もあって、メインは飲み会…のような気もするけど、昼間は暇して過ごしているので、よく譜が読める人をツモって四人で一部屋にこもって初見大会をやってた。四重奏の曲の楽譜を山に積んでおいて、一冊ずつ崩してかたっぱしからぜんぶ吹いていく。

楽譜の管理が悪くて、パート譜が散逸しているときがある。スコアひとつを四人が一列に並んでみることは難しいので、「逆さからでも初見ができる人」(注: 私のことではありません)が机の逆側から見る。

そんなふうに楽しんでいて、もちろん文化祭などのコンサートでは演奏をするんだけど、その他、メンバーの親がやっている喫茶店で演奏したりしてた。素人が演奏させてもらうんだからお金払ってもよさそうなもんだけど、タダで演奏させてもらってコーヒーもタダで飲ませてもらった。

室内楽の会でもたくさんアンサンブルをやったし、バッハの管弦楽組曲二番という、フルートがめちゃおいしい曲まで体験できて、幸せ~♪

ピアノは弾いてなかったといったが、何をトチ狂ったか、コンサートでラベルのマメールロア全曲を連弾したことがある。合わせてくれたのは、前にアップしたフランクのバイオリンソナタ(を、フルートで吹いた演奏)のとき伴奏してくれた人。この人が超絶うまいので、主観的には成り立っているように聞こえたのだけど、よく考えてみれば弾けてたはずはない。若気の至りというか。

あれやこれや、膨大な時間を費やして無料または格安で体験できるんだから学生時代はほんと天国だよね。

このときの経験があるから、大人になってからピアノ弾いてもバイオリン弾いても、譜読みもアンサンブルも困らない。困るのは楽器がうまく弾けないってことだけだ。はは。

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コメント
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