アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

渋・派手、二つのノクターン

2012年12月11日 | ピアノ
年明けの会では、渋系のノクターン(18番)にしようかなと思っていたんだけれど…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←今年の残りもあと少し

派手系のノクターン(13番)も弾いてみるとけっこう捨てがたい…

うーむ。
13番。音を外しそうなところ満載で(っつか、確実に外しまくる)練習あまりしない見通しの中で不安。
しかし、とにかく一度は発表会で弾いたことあるわけで、つまりレッスンはかなりしてもらったことがあるわけで、実績(?)というか、曲の理解度からいうとこっちのほうがいいような気も。

18番。いい曲だとは思うし、13番よりは音飛びしないけれど、複雑な和音が続くし、曲の理解度からいうとあやふや。つまりは焦るとなんかのはずみで真っ白にならないとも限らない?

というわけで、ビミョー。両方、先生に聞いてもらって意見を参考にしようかしらん、ってんでレッスンに持っていきました。

自分のうちで気軽に弾いてるとき、なんとなく音が並んでるっぽい曲でも、あらためて先生の前とかで弾いてみると、うっわ、すっごいだめじゃん、という場合もあるので、とりあえず聞いてもらうのはよい試し方だと思う。

先生に、「二曲で迷ってるんですけど」と前置きして、18番から弾き始める。

先生は、途中で止めずにそのまま、ところどころで、「おっ今のところいいね」的なオーラを発しながら聞いてくれたので、これはやっぱり家で弾いてるのとはぜんぜん違う。ちょっと硬くなる分ぼろぼろしているところもあれば、ノッた分、「曲っぽく」なるところもあって、自分的にも発見がある。先生が聴き上手?

18番は中間部がことのほかややこしくて、これが昔、いったん挑戦しかけてどうしようもなく挫折した理由なんだけれど、今回はむしろそこんとこは曲らしく弾けた。一方、そのややこしいところを抜けてゆっくりに戻った最終ページ、そういえば家で弾くときって何かしら中断するからほとんど最終ページにたどり着いたことがないなということにあらためて気づいた。ぜんぜん頭に入ってない。

弾き終わると、先生は、「で、もう一曲ですか?」なんかうきうきした調子で、「照明変えようかな…」こうこうと照らしていた事務所仕様から、ムード重視のコンサート仕様に変えようとするから、「やめてください老眼なんだから!!(楽譜がマジで読めなくなる)」と押しとどめて13番を弾く。

すると13番は、確かに音を並べること自体が私にとっては難しいんだけど、ハズしつつも全体進行がものすごく耳に馴染んでいるため、そんなに流れを止めずに弾くことができる。聴き上手(^^;; の先生のパワーを借りて弾き進めていくと、なんだか家でぼんやり弾いていたより曲っぽい、ような気がする。

弾き終わって、「どっちがいいと思いますか?」と聞くと、先生は、「どっちかなんですか? 両方はないんですか?」などと恐ろしいことをいう。「そりゃ、やっぱり時間枠の問題もありますし」「おーなるほど」「…それに、両方練習する時間もないので」「あーそうか」

どちらかというと、そういう問題よりも、うまくない人がこんなこってりした曲を二曲連続すると迷惑とか、そういう問題だけどな。プロの先生には関係ないけど。

先生は「それなら…せっかく人前で弾くなら13番でしょう。派手だし、みんなよく知ってる曲ですから(^^)」
…先生、ソコ、プラスポイントですか!?

音を外しまくってるという問題については、私が「んー間に合うかな??」といってると先生が「大丈夫だいじょうぶ…」弾けてないけど弾けてるというか、なんとなくこういう曲デショ的になってたからまぁいいじゃないというようなことをもごもごと。

それでまぁ、その場ではその後、13番をちょこっとレッスンしてもらいました。つくづく、いい曲だけど、ことのほか「ダイナミックレンジ」の広い曲で、これはピアノが気持ちよく鳴らないとつまらないと思う。つまり、すごーいひそやかに弾いているところから…ぐぉーと盛り上がってくるところ、音をいっぱいつかんでダダダダと弾いていかなきゃいけないところで、どーんと鳴るかどうか。

先生がちょっと代わって同じところを弾くと、これが力強くびしっと決まってそりゃあかっこいいの。やっぱこれを私が弾くのは違う~

ということで、結論18番!? えっ、こっちは見てもらう時間がなかったけど、いいの??

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする