年末年始休みは、ほとんどフォーレを練習しなかった。
まったく弾かなかったわけじゃないけれど、さらっと一回通すくらい…せっかく年末、譜読みがあらかた終わったところなのにもったいない話。でも、去年最後のレッスンのときの「祇園精舎の鐘の声」のところで精神的につまづいて、「七年続いてきたけど潮時か??」といったんやめることとかを考えていたりして、フォーレを弾く気持ちになかなかなれなかったのだ。
昨日は今年最初のレッスンだった。その前の日、フォーレを弾いてみると「…まずい…」。細かいところを(手が・頭が)忘れているので、つっかえるつっかえる。もともと、つっかえないで弾けるような状態じゃもちろんなかったんだけど、悪化している。ま、あたりまえの話だけど。
それで、開き直ってレッスンに出かけていったのだが、実際に先生の前で弾くと、これが案外いい感じなのである。確かに、年末のときよりやや余計つっかえるのだが(つまり相当ガタガタともいう)、曲の流れが自分で弾いていてもはっきりわかって、妙に弾きやすい。つっかえまくるからといってめげずに、すんなりと(?)最後までたどり着いた。
先生も、「ずいぶんまとまりがよくなって、メロディーもわかるように聞こえてくるようになりましたね。テンポも、最終形とほとんど変わらないくらいになったかな??」と。
年末年始、フォーレはあまり弾かなかったにしても、ピアノをあまり弾いていなかったというわけではなくて、むしろ長い時間弾いていたかも。「(特にイベントのない日は)一日一曲、バッハのインベンション」に取り組んでいたので。
インベンション 第1番 2009年12月29日
インベンション 第4番 2009年12月30日
インベンション 第8番 2009年12月31日
インベンション 第3番 2009年1月1日
インベンション 第2番 2010年1月2日
インベンション 第14番 2010年1月6日
インベンション 第10番 2010年1月11日
この、「バッハ録練」は、我ながらなんで思いついたのかよくわからない、自分にとっては新しい練習法だった。なにしろ今までになかったことに
・バッハである(笑)
・組み立てを考えて短時間で効率よく練習する。
・片手ずつの練習あり。
・レッスンに持っていくわけではなく、CDを聞くわけでもなく、頼りは楽譜と自分だけ。
・つっかえないように意識する。ふだんは、あまり「つっかえないように」意識していないだけでなく、どれだけつっかえたかも自分ではよくわかってない。
・ブログ読者の方にも聞いていただける形でupすること前提
ということなので画期的だ。
(拙い演奏を聞いてくださった読者の方にはほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。)
upすると思っただけで集中力が段違いなのだ。
録音の仕方は、一発取りとか絶対無理なので、長まわしして「OKテイク」を後で切り出す方法にする。ゆっくりからの練習、片手練習、部分練習がひととおり終わったら、「よしいくぞ」ということで早速録音をまわし始める。
そして、何度も通しで弾いていく。ルールは、途中で派手につっかえたりしても、とりあえず最後まで弾くこと。録音をまわし始めてから、どんどん気持ちが集中してきて、弾き方も回を重ねるごとに整理されていくのがわかる。
ややよい「一回」が取れたら、そこでいったん録音を止めて、別ファイルにする(後で、OKテイクを探しやすいように)。あるいは、決まったところでつっかえることがわかって、また部分練習がしたくなった場合も、いったん止める。
もちろんつっかえないようにと思って弾くんだけど、あるところから、そっち方面の意識からふと離れて、むしろ旋律に集中するようになる…すると、逆につっかえにくくなる(この切り替わりの瞬間がおもしろい)。
なんせ長くまわしてるので、おっ、いい感じで弾けてると思ったところへ、こじろうが突然大声で歌いだすなど、いろんなことが起こってNGになったりするが、だいたい、回を重ねるごとにOKテイクがとりやすくなるので慌てる必要はない。
というわけで、ふだん漠然と練習する癖のある人(私のような)には効果的な練習方法だったかも!! バッハを練習してフォーレにも効く、不思議な練習法、お試しください。
(そしたらほかのブログの方の演奏がたくさん聞けるし!! などという下心からいっているわけでは…あるんですけど(^^;;…)
今日の弁当:
ゆで玉子、ブロッコリー、プチトマト、こんにゃくきんぴら、しゅうまい、わかめふりかけ。
昨日の弁当:
豆腐入りハンバーグ、ピーマン卵炒め、プチトマト、こんにゃくきんぴら、コロッケ、しそふりかけ。
まったく弾かなかったわけじゃないけれど、さらっと一回通すくらい…せっかく年末、譜読みがあらかた終わったところなのにもったいない話。でも、去年最後のレッスンのときの「祇園精舎の鐘の声」のところで精神的につまづいて、「七年続いてきたけど潮時か??」といったんやめることとかを考えていたりして、フォーレを弾く気持ちになかなかなれなかったのだ。
昨日は今年最初のレッスンだった。その前の日、フォーレを弾いてみると「…まずい…」。細かいところを(手が・頭が)忘れているので、つっかえるつっかえる。もともと、つっかえないで弾けるような状態じゃもちろんなかったんだけど、悪化している。ま、あたりまえの話だけど。
それで、開き直ってレッスンに出かけていったのだが、実際に先生の前で弾くと、これが案外いい感じなのである。確かに、年末のときよりやや余計つっかえるのだが(つまり相当ガタガタともいう)、曲の流れが自分で弾いていてもはっきりわかって、妙に弾きやすい。つっかえまくるからといってめげずに、すんなりと(?)最後までたどり着いた。
先生も、「ずいぶんまとまりがよくなって、メロディーもわかるように聞こえてくるようになりましたね。テンポも、最終形とほとんど変わらないくらいになったかな??」と。
年末年始、フォーレはあまり弾かなかったにしても、ピアノをあまり弾いていなかったというわけではなくて、むしろ長い時間弾いていたかも。「(特にイベントのない日は)一日一曲、バッハのインベンション」に取り組んでいたので。
インベンション 第1番 2009年12月29日
インベンション 第4番 2009年12月30日
インベンション 第8番 2009年12月31日
インベンション 第3番 2009年1月1日
インベンション 第2番 2010年1月2日
インベンション 第14番 2010年1月6日
インベンション 第10番 2010年1月11日
この、「バッハ録練」は、我ながらなんで思いついたのかよくわからない、自分にとっては新しい練習法だった。なにしろ今までになかったことに
・バッハである(笑)
・組み立てを考えて短時間で効率よく練習する。
・片手ずつの練習あり。
・レッスンに持っていくわけではなく、CDを聞くわけでもなく、頼りは楽譜と自分だけ。
・つっかえないように意識する。ふだんは、あまり「つっかえないように」意識していないだけでなく、どれだけつっかえたかも自分ではよくわかってない。
・ブログ読者の方にも聞いていただける形でupすること前提
ということなので画期的だ。
(拙い演奏を聞いてくださった読者の方にはほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。)
upすると思っただけで集中力が段違いなのだ。
録音の仕方は、一発取りとか絶対無理なので、長まわしして「OKテイク」を後で切り出す方法にする。ゆっくりからの練習、片手練習、部分練習がひととおり終わったら、「よしいくぞ」ということで早速録音をまわし始める。
そして、何度も通しで弾いていく。ルールは、途中で派手につっかえたりしても、とりあえず最後まで弾くこと。録音をまわし始めてから、どんどん気持ちが集中してきて、弾き方も回を重ねるごとに整理されていくのがわかる。
ややよい「一回」が取れたら、そこでいったん録音を止めて、別ファイルにする(後で、OKテイクを探しやすいように)。あるいは、決まったところでつっかえることがわかって、また部分練習がしたくなった場合も、いったん止める。
もちろんつっかえないようにと思って弾くんだけど、あるところから、そっち方面の意識からふと離れて、むしろ旋律に集中するようになる…すると、逆につっかえにくくなる(この切り替わりの瞬間がおもしろい)。
なんせ長くまわしてるので、おっ、いい感じで弾けてると思ったところへ、こじろうが突然大声で歌いだすなど、いろんなことが起こってNGになったりするが、だいたい、回を重ねるごとにOKテイクがとりやすくなるので慌てる必要はない。
というわけで、ふだん漠然と練習する癖のある人(私のような)には効果的な練習方法だったかも!! バッハを練習してフォーレにも効く、不思議な練習法、お試しください。
(そしたらほかのブログの方の演奏がたくさん聞けるし!! などという下心からいっているわけでは…あるんですけど(^^;;…)
今日の弁当:
ゆで玉子、ブロッコリー、プチトマト、こんにゃくきんぴら、しゅうまい、わかめふりかけ。
昨日の弁当:
豆腐入りハンバーグ、ピーマン卵炒め、プチトマト、こんにゃくきんぴら、コロッケ、しそふりかけ。
それと、「ブラウニー、おいしい」と言っていただき、ありがとうございます。すっかり木の上に上ってしまい、次回も焼く気満々です。いや、「子どもはほめて育てろ」っていうけど、ほめることの大切さを実感・・・、といっても、その後うちの子をほめたということは全くないような・・。
と、本日の本題に戻って、ほんとに毎日気持ちを入れて弾くと、ほかにも波及しますね~。やはり(なるべく)毎日頑張ろうと思いました。
>ルールは、途中で派手につっかえたりしても、とりあえず最後まで弾くこと。
これ、大事だと思います。もちろん、ある程度は弾けるようになってからですけどね。スケートの練習でも、プログラム練習が始まったら、「転んでも、失敗しても、ともかく最後まで気を抜けずに通す」練習は必要です。それをしないと、本番で一つ崩れたときに後がガタガタになるから。「ともかく最後まで作り上げる」練習が、細部もアップしてゆくようです。うーむ、いかなる分野も道は同じなんだなぁ。
ピアノのピの字も分からない私ですが
「バッハ録練」聞かせていただきました(o^-')b
またろうさんのイラストとメロディーがなんとも
マッチしていてその温かみがあって好きです。
楽器演奏厳禁住まいの私も何か演奏してみたい
気持ちになりました(^-^)♪
次回もちつき、楽しみです(^-^) 夏になっちゃうとうちのリビングは暑いので、春ごろとかにしますかね?? あれ? ホームコンサートもやりたいんだった…
> 「転んでも、失敗しても、ともかく最後まで気を抜けずに通す」練習は必要です。
なるほど~そうなんですね。
精神面の問題もあるのかもしれないし、あと、私の「録練」はまさに練習時間なので、つっかえたところでいちいちやめてたら、単純に後半が練習できないっつー問題があるんですけど(^^;;
またろうには、ピアノの録音アップ用に新たなイラストを描いてもらいました。こういうことに関してはほんとに親切&熱心な子です(^^;;
バッハを聞いていただきありがとうございました_o_
それ以降、私も時々デジカメの動画を撮っています。
さっき弾けてたのに、なんで間違うの~ん??
ってことがしょっちゅうです。
録音練習、きっと成果がわかる日がくると思います!
私も続けて見ます~。
でも短い曲でないと録音練習は厳しい…もしかして長い曲も二ページずつとか区切ったらいいかな??