今なに調?

「暗記」をしてみようかなぁ的な思いつき記事に、でごさんから「調と調号の種類・数の組み合わせを覚えて、ショパンのプレリュードの何番目はどの調かをソラで当てる脳トレはいかがでしょうか」というコメントをいただいたのをきっかけに、

　　　　←何も考えないで弾くよりはいいよね

せめて、自分が今練習している曲の「調」を意識しようとしています。

それで「ホルベア」に出てくる「#ひとつ長調」と「bふたつ短調」は同じ主音で揃っているんだとわかったり(←遅い)、ぼちぼちといろんな気づきがありました。

昨日、お試しで弾いて録音してみたプーランク／8つのノクターン第8曲は、「#ひとつ長調(G dur)」で爽やかに始まる曲ですが、臨時記号でどわっとフラットいっぱい出てきて、音が半音でぶつかったりもたくさん出てくるし、何が起こっているのかわかりにくい曲です。

…というのは言い訳で、臨時記号でフラットいっぱい見てるうちに、元々ファにシャープが付いていたことを忘れがちw なので昨日の録音にはミスタッチのほかに譜読み間違いもあります。むむ

気を取り直して訂正版:
プーランク／8つのノクターン第8曲(お試し-再)

落ち着いて眺めなおしてみれば、よく出てくるフラットはシやミが多く、それって元から、ト長調と仲良しなのでは…と思うとそんなに驚くことではないのかもしれません。

とはいえ、初めてミやシのフラットが出てくるゾーン(そしてファはナチュラル)は短調ではありません。赤い四角のところ…

「B dur」っぽいですね。そして、その先はちょっと曇った響きになって、ファのシャープが復活。そういえば「bふたつ短調(g moll)」ではファのシャープがよく出てくるんでしたね。さらにその先の、ドのシャープが出てくるあたりはよくわかんない

この「よくわかんない」はすぐ終わって、最初と同じ調で同じテーマが出てくるんだけど(1オクターブ低い)、そこからあれよあれよって感じで、さっきよりてんこもりにフラットが出てくる(ラ、レ、ソにも)ゾーンが出てきます。何調だか知らん

でもだんだん馴染み深いところに戻ってきて三度目にテーマが出てきたあとの展開は美しいですね(美しく弾けてないけど)。

そして最後に、ノクターン第一番の最後のところの再現みたいのが出てきて。最後の終わり方は…これちっともG durぽくない…C durですか?? そういえばノクターン第一番はC durでしたね。だけど「ノクターン第一番の最後のところの再現みたいの」のところは第一番のときと調が違うんです。

というわけで、わかったりわかんなかったりしましたが、「今なに調?」を考えたらプーランクみたいなわけわかんない系の曲でもちょっとは譜読みしやすかったという話でした。

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