昨日の記事で紹介した動画
譜読み前から暗譜まで、曲を仕上げる上で必要なポイントをピアニストが解説!
←作曲家調べようとして楽器のほうが気になってしまう
では、「曲の仕上がりをはやくする」ポイントとしてもう一つ紹介されていて、それが
「下ごしらえが命運を決める」
というものでした。
曲にとりかかる下準備として、作曲家のこと、時代背景、曲が生まれたきっかけ、曲の構成、特徴とか曲の概要を調べておくということなのですが、どうでしょう? あまりそういうことを習慣としている人も多くない気がするし、背景を知っていたからといって別に譜読みが速くなるってこともないような気がするんですが
むしろ、楽譜の読み方(入ってくる情報)の差というか、仕上がりの質に影響してくるということなのかもしれません。
で、遅ればせながら、フォーレってどんな人なんだろうってことで、せめてピアノ曲事典くらい読んでおこうと思いまして
フランス革命から教会音楽がズタズタになり、ブルボン王朝の復古で持ち直したかと思うと、七月王政でまた資金打ち切り閉鎖。のちにナポレオン三世が第二帝政を始めたときに
「熱狂的なカトリック信者であるウジェニー伯爵夫人をスペインから王妃に迎えたことも影響し」また振興が図られることになった…
その流れで「古典宗教音楽学校」が設立されたのが1853年、そこでは
「対位法に基づく多声音楽とグレゴリオ声歌が重視され、パレストリーナ様式の対位法に加え、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典的大家の作品が教育のモデルとなった」
フォーレは幼少期、教会にあるハルモニウムを弾いていたのですがそこで音楽的才能を見いだされ、9歳のときにこの(できたばかりの)学校に入ります。この学校の教育内容は、なんとなくフォーレの音楽のイメージから距離ありすぎな感じですが、ここで運命の出会い…
1861年(フォーレ16歳)にピアノ科教授としてサン=サーンスが来て「フォーレはカリキュラムには含まれていなかったショパン、シューマン、リスト、そしてヴァーグナーらの音楽を学ぶ契機を得る」。
ということで、なんとサン=サーンスさんグッジョブです。
それにしても、フォーレはまずピアノの人なのかとなんとなく思っていたけれどハルモニウムで音楽人生スタートして、キャリアの最初はオルガニストだったのですね。それと、教育者としての実績がとても大きいのが、なんか意外な…いやほら、めっちゃ優れた作曲家って変人が多いイメージですが(←失礼)、フォーレって教育者として、さらには学長として(ということは政治力も)人望あったのですね。
ところでハルモニウムという楽器ですが、どんな音かなとYouTubeで検索したらこんな感じ
ハルモニウム【PALOMA社製】(小型&品質良)
あ、これって…
前に「つゆの唄」練習会の二次会で行ったレストランにあった、謎の鍵盤楽器(店の人も楽器名を知らない)は「ハルモニウム」だったようです。
これは、片手でふいごを動かして弾くので片手でしか弾けない楽器です。あまり自由度の高い楽器じゃないんですけど…
川越のレストランにあったハルモニウム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/61/647ed8acae6b95bc1dd33d2e619cfbce.jpg)
教会にあったのは、もう少し大きな「リードオルガン」(パイプオルガンに比べればずっと小型だけれど形はいわゆるオルガン)かもしれませんね。そしたら両手で弾けるけどいずれにしてもピアノとはずいぶん音色や表現も異なる楽器です。フォーレがピアノにたくさん触れるようになったのは音楽学校入学以降なのでしょうか。フォーレのピアノ曲を弾くととてもピアノ演奏に精通した人の曲という印象ですが。
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では、「曲の仕上がりをはやくする」ポイントとしてもう一つ紹介されていて、それが
「下ごしらえが命運を決める」
というものでした。
曲にとりかかる下準備として、作曲家のこと、時代背景、曲が生まれたきっかけ、曲の構成、特徴とか曲の概要を調べておくということなのですが、どうでしょう? あまりそういうことを習慣としている人も多くない気がするし、背景を知っていたからといって別に譜読みが速くなるってこともないような気がするんですが
むしろ、楽譜の読み方(入ってくる情報)の差というか、仕上がりの質に影響してくるということなのかもしれません。
で、遅ればせながら、フォーレってどんな人なんだろうってことで、せめてピアノ曲事典くらい読んでおこうと思いまして
フランス革命から教会音楽がズタズタになり、ブルボン王朝の復古で持ち直したかと思うと、七月王政でまた資金打ち切り閉鎖。のちにナポレオン三世が第二帝政を始めたときに
「熱狂的なカトリック信者であるウジェニー伯爵夫人をスペインから王妃に迎えたことも影響し」また振興が図られることになった…
その流れで「古典宗教音楽学校」が設立されたのが1853年、そこでは
「対位法に基づく多声音楽とグレゴリオ声歌が重視され、パレストリーナ様式の対位法に加え、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典的大家の作品が教育のモデルとなった」
フォーレは幼少期、教会にあるハルモニウムを弾いていたのですがそこで音楽的才能を見いだされ、9歳のときにこの(できたばかりの)学校に入ります。この学校の教育内容は、なんとなくフォーレの音楽のイメージから距離ありすぎな感じですが、ここで運命の出会い…
1861年(フォーレ16歳)にピアノ科教授としてサン=サーンスが来て「フォーレはカリキュラムには含まれていなかったショパン、シューマン、リスト、そしてヴァーグナーらの音楽を学ぶ契機を得る」。
ということで、なんとサン=サーンスさんグッジョブです。
それにしても、フォーレはまずピアノの人なのかとなんとなく思っていたけれどハルモニウムで音楽人生スタートして、キャリアの最初はオルガニストだったのですね。それと、教育者としての実績がとても大きいのが、なんか意外な…いやほら、めっちゃ優れた作曲家って変人が多いイメージですが(←失礼)、フォーレって教育者として、さらには学長として(ということは政治力も)人望あったのですね。
ところでハルモニウムという楽器ですが、どんな音かなとYouTubeで検索したらこんな感じ
ハルモニウム【PALOMA社製】(小型&品質良)
あ、これって…
前に「つゆの唄」練習会の二次会で行ったレストランにあった、謎の鍵盤楽器(店の人も楽器名を知らない)は「ハルモニウム」だったようです。
これは、片手でふいごを動かして弾くので片手でしか弾けない楽器です。あまり自由度の高い楽器じゃないんですけど…
川越のレストランにあったハルモニウム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/61/647ed8acae6b95bc1dd33d2e619cfbce.jpg)
教会にあったのは、もう少し大きな「リードオルガン」(パイプオルガンに比べればずっと小型だけれど形はいわゆるオルガン)かもしれませんね。そしたら両手で弾けるけどいずれにしてもピアノとはずいぶん音色や表現も異なる楽器です。フォーレがピアノにたくさん触れるようになったのは音楽学校入学以降なのでしょうか。フォーレのピアノ曲を弾くととてもピアノ演奏に精通した人の曲という印象ですが。
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