幼稚園の粘土遊びの時間に、粘土板を画用紙に見立てて色々なモチーフを貼り付けて遊園地を完成させようとしていたら、アルバム用の写真を撮るからと外に連れ出された。すぐに戻ったがその時には既に遅く、隣に座っていた子が『ヘンだから』と言う理由で私の遊園地を完全に潰してから丸い粘土の固まりにしてしまっていた。
意地悪されたのが悲しかったからではなく、自分が二度とあの遊園地を再現できないという現実の為に、その時の私はただひたすら泣き続けた。
意地悪されたのが悲しかったからではなく、自分が二度とあの遊園地を再現できないという現実の為に、その時の私はただひたすら泣き続けた。