獅子の口を押さえる静かな表情をした女性は、単純で直接的な力を制御するのには必ずしも同じかそれ以上の力が必要な訳では無いと物語っている。ただし、その制御はある意味で単純で直接的な力を振るうより遙かに難しかったりもする。
友人が、付き合っていた彼にいきなり『お前、自分が俺と同格の存在だと思っているんじゃないだろうな』と言われて一瞬で別れを決意したと言う。その損切りに対する慧眼と思い切りの良さを褒めると共に、そんな格下を彼女にした相手は何を考えていたのかと疑問を口にすると『上は下まで行けるけど、逆は身の程知らずの所業』と言われたとか。
すると、そんな格下の彼女に軽蔑と共に損切りされた彼氏は、一体今までどの辺の高みにいたのだろうと素直に思った。
すると、そんな格下の彼女に軽蔑と共に損切りされた彼氏は、一体今までどの辺の高みにいたのだろうと素直に思った。