カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

六十七冊目・『焦がれし親子の殺戮』

2018-06-12 18:25:06 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『焦がれし親子の殺戮』事件を解説してください。

 僕は産まれてすぐに捨てられ、物心がつく以前から施設で暮らしてきた。やがて優しい養親に恵まれて幸せに育ったが、ある日、僕を産んだと言う女性が家に訪ねてきて追い返されたので、こっそり会うことにした。
 見るからにみすぼらしい身なりの女性が涙を浮かべながら何か言いかけるのを遮り、僕は貴女が居なくても幸せに生きてきました。だから貴女の言葉は何もいりませんと答えてから、その場に突っ伏して号泣を始めた女性に構うことなく僕の両親が待つ家に帰った。
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