カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

七十一冊目・『迅き親子の悲哀』

2018-06-18 23:17:17 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『迅き親子の悲哀』事件を解説してください。

 己が生きた証として、自らの命と引き換えに次代の命を残すと決めた母親と、愛した女性を失いたくないあまりに新しい命を拒んだ父親の間に生まれた子供が、ようやく両親の愛に気付くことが出来たのは、自らもまた新しい命と愛する人の命の、どちらか一つだけを選択するように迫られた時のことだった。
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