カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

作品その33・四六の蝦蟇(多分)

2018-09-13 19:06:47 | 見習い錬金術師の作品
たかあきは『月長石』と『筑波蝦蟇の油』を材料に『太古の妖怪時計』を錬成しました。用途は体力回復です。

 月に波長を合わせた石を使って組み上げた生物周期時計の燃料に使う油は普通なら鯨油だが、師匠は山ほど用意したヒキガエルを鏡張りの箱に突っ込んで採取した油を使っていた。その方が時計に使用者の体調を同調させやすく、結果として体力回復が早いと言っていたが、一体どこからその知識を得たのかは全くの謎だ。
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