カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

旅路その99・冬の魚

2019-11-01 19:54:56 | 旅人の記録
たかあきは収穫月の大都市に辿り着きました。名所は公園広場、名物は海鮮鍋だそうです。

 晩秋から初冬の頃、その街の駅前広場には鍋物の屋台が立ち並ぶ。特に人気なのは魚に雪と書く鱈のすり身と新鮮な野菜を贅沢にぶち込んだ辛めの鍋で、別の屋台から購入した握り飯と共に、期間中はそこで食事を済ませると言う地元民も少なくない。ちなみに握り飯は鍋物が冷めるより早く買うのが通の仕事だ。
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骨董品に関する物語・手品の本「New & Easy Magic」

2019-11-01 19:07:50 | 突発お題

 甥っ子が最近手品に興味を持ったらしく、古本屋で見付けてきたという教則本を熱心に読みながらマジックの練習中だと言う。鳩が出せるようになったら披露してくれと言っておいたら、暫く経って完璧な魔方陣が完成したから是非術式に立ち会ってくれと言われ、慌てて止めさせた。
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