あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

日向薬師は改修中~

2014年10月02日 08時07分26秒 | 巨木・古木・ご神木・盆栽
最後の急な石段を登りきると、迎えてくれたのは古刹の本堂でなく、工事現場だった~。マジかぁ~~!!
もう二度と歩きたくない参道なのに…。あ。説明板発見!
「伊勢原市指定重要文化財 史跡 宝城坊境内 指定日:昭和48年3月23日
日向・宝城坊は一般的には「日向薬師」と呼ばれています。霊亀2年(716)に行基が開創したといわれているのが霊山寺で、その中の一坊である宝城坊だけが現存しています。
この霊山寺には、天暦6年(952)に村上天皇の発願により梵鐘が納められました。その後、歌人として有名な相模守・大江公資の妻相模が、眼病平癒を祈って参詣しています。また、仁平3年(1194)には鳥羽法皇の院宣で銅鐘が改鋳されています。建久5年(1194)には源頼朝が娘・大姫の病気治癒を祈って参詣し、その後は頼朝の妻北條政子、鎌倉公方足利基氏、小田原北条氏などが参詣しています。また、修験場としても有名で、文明18年(1486)に本山派修験の棟梁、聖護院准后道興が奥州巡錫の祭に逗留しています。
境内中央には国指定重要文化財の本堂(これが今回改修中のトップ画像です)
現存する本堂は、室町期の康暦2年(1380)約630年前と江戸期万治3年(1660)350年前に大修理が行われ、現在に至っています。
平成18年の調査の結果、大修理が必要な時期と判明し、修理をすることになりました。
本来ならこんな感じの本堂。間口約20メートル、奥行き約17メートル、高さ約10メートルの規模をもつ単層茅葺きの建物。万治3年(1660)に旧本堂の部材を利用して建てられたもの。
鐘堂
国指定の重要文化財・銘文によると、天暦6年(952)に村上天皇が納めたものを仁平3年(1153)に改鋳し、暦応3年(1340)に豪海僧都が勧進して、物部光達が鋳たものが現存しています。
12神将を現すといわれる12本柱の鐘堂は、市指定の重要文化財です。
県指定重要文化財の二本杉
県指定天然記念物。14世紀の鎌倉公方の足利基氏が錦幡を奉納し、それをこの杉に掛けたことから「幡掛けの杉」と呼ばれています。
樹高33メートル・胸高周囲6、3メートル。猛一本は樹高35メートル&胸高7、8メートル。 樹齢約800年。」
色々見所のある場所ではあるのですが、中央の本堂がスッポリと、こう~ビルとか建てる時に全体を覆う布みたいなのがかけてあって、鉄骨の足場もあって、見学とか参拝とかいう気持ちにはまったくなれず…。
それでもなんか案内板があった虚空蔵菩薩を探してみることにする。
虚空蔵菩薩
説明板発見:
「虚空が全てのものを含蔵するように広大無辺の福徳を備えており、それを人々に与えられております。
子どもが十三才に成長すると、より福徳・智慧と慈悲心が授かるようにとお詣りする菩薩さまです。
これを十三詣りといいます。
ここに祀ってある虚空蔵菩薩さまは、日向山の奥の院に祀られていましたが参詣しやすいようにこの霊樹の中にお移ししました。
しっかりと大地に根をはり、あらゆる苦難に耐え、育ち続けているこの大樹のように、社会の諸悪に打ち勝ち、福徳智恵を豊かに身に付け、慈悲心をつちかって、楽しく明るく生き抜く人となりましょう」
うん。久々に意味不明な説明板だった!これって、偏った知識のあるオタクな説明板だよな~。
ンでも、仏教言葉が分かる人には分かる文章なのでしょう?
ある意味バチ辺りなコメントはこのあたりにして、次行ってみよう!
宝殿
この建物はそもそも国指定の重要文化財を収蔵する宝殿ですが、現在は仮本堂として使用されています。
ともかくっ!!健康に問題がある私としては「現状維持。出来たらちょっと改善でお願いします」とお賽銭込みで参拝しました。もうね切実なの~~。
仮本堂の向こうに、人々が集ってる一角が…。
茶店兼土産屋だった!!
ここだけ俗世間のような~??江戸の昔から正しい行楽の仕方のような~??つーか、参道から歩いてきてこんなに人がいるとは思いもよらず。説明板を見て、歴史がある寺だと知り、山の中にこんなに人がいるのはタヌキが化けてるんじゃないか??とちょっと自分の正気を疑って、くわばらくわばらで茶店を横目に奥へ行くと、駐車場があった!もう舗装道路を挟んで目の前、横付けの勢いに駐車場があった!!

あんなにヒーヒーいいながら昔ながらの参道を歩いて来た私って一体…。
帰りは緩い坂の舗装道路をのんびりと戻ります。

左側は寺林が続いてます。
道々にはアジサイがそこそこあり、桜もそこそこ。今野生動物から守りつつ育ててるのはモミジの若木です。こっちの道はそれぞれ見所があるなあ~。
ちなみに現在の見所は?

タマアジザイです。

アジサイなのに夏の終わりに花が咲くんだよね~。なぜにタマアジサイかというと、つぼみが丸いんだ。
さて。道路を抜けると、稲と彼岸花に世界へ戻って来ました。彼岸花散策開始です。

ブログ記事としてはこの後伊勢原市日向薬師の彼岸花開花情報(2014.9.17)の記事へ続きます。
本来の散策は先に日向薬師に参拝したのですが、彼岸花の開花情報を先に伝えるべきじゃないのか?と。日向薬師の記事を後回しにしました。まさか勢いついてそのまま彼岸花散策三昧をやるとはこの時思いもよらなかったんだよね~。はっ!!もしかして、日向薬師で「健康維持&ちょっとだけ回復)の祈りが叶ったのか???ならお礼参りにいかないと~~??

コメント
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