あられの日記

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寄生セミ再び

2020年08月20日 09時38分59秒 | 昆虫観察
2020/8/19午後4時、麻溝公園に到着。ダイエット散歩のついでにセミを撮影したい。前日、初めてまじかに見たヒグラシの撮影に失敗して悔しいのだ。
管理事務所前の駐輪場に自転車を預けて散策開始。上の画像は麻溝公園の高低差がよくわかるか?と撮影。画像中央に橋が写ってますね。橋の下を左右に横切るのが水道みちです。
緩い坂を下りながら目はセミを探す。いるけど高い。上の画像にもアブラセミが写ってるのですが、分かりますか?これでも縦型に撮影して、横型に切り出してこのサイズです。私のガラパゴス携帯の望遠機能はショボい。対象から1メートル以内で撮影した画像でないと紹介するのは難しいか?
相模原公園へ移動。

外来植物のワルナスビです。画像をよく見ると、あちこちにトゲが確認できますね。実は全体にソラニンという毒がありまして危険な植物です。根っこを切断したらそこから倍に増えるので、除去が難しく、年々生息範囲を拡大してます。実はプチトマトに似てまして、子供が食べたらと思うと怖い。英語圏では悪魔のトマトと呼ばれてます。昔はなかった有害植物がすぐ身近に存在してるので、極力長いズボンやスニーカーやソックスを履かせて親は子供の生足を守るように注意が必要なのだ。

相模原公園のメタセコイア並木に到着。こんなところにセミなんかいるのか?
ほぼいない。たまに幹や葉の先にセミの抜け殻がぶら下がってるだけ。
野鳥がいた。白・黒・オレンジの小鳥。冬にはよく見かけるけど、夏にも相模原公園にいたのね。
セミ発見!いそいそと撮影して気づく。
もしや、先日大和市の泉の森公園で遭遇した寄生セミと同じじゃなかろうか?
腹に2つの白い塊がついている。これは菌だろう?胞子を遠くに飛ばせるように、寄生した生き物を高い場所に誘導して殺して胞子を飛ばすタイミングを待ってるんだろうねえ。
せっかくの動かないセミなので直近で撮影した。けど、帰宅後画像再生したらピンボケしてたよ。まただ〜。残念過ぎるぅ〜〜。
*2020年9月20日情報補完
この寄生ゼミはボーベリア菌(セミカビ)に感染したセミのようです。
ボーベリア菌は昆虫病原糸状菌の中の白きょう病菌で、セミにボーベリア菌の胞子が付着し、体内に入り込んで増殖。生きながら水分を失っていく。死体は硬化しミイラ化する。怖い菌ですね。

気をとりなおし、再びセミを探して歩く。ついでにタマムシ様が産卵しそうな大きめの新しい切られた木を探すも見つからない。やはり公園でなく里山に行かないと目的の木はなさそうだ。
カマキリ発見。ずいぶん大きくなってるけど、まだ羽はない。
あれ?きのこ発見!8月に入ると同時に酷暑に突入。ろくに雨が降ってないというのに、頑張ってるなあ。
セミ発見!これは、ツクツクボウシかな?羽が透明だと本当に見つけづらい。
アブラゼミのように羽が不透明ならば、見つけやすいんだけども。

ちなみに、裸眼で0、1もない私。メガネはかけてるけど、矯正してようやく0.9しかない。となると、ちっこい昆虫はまず見えない。で、どうやって探してるか?といえば、視力を使う時はそこにあるのが不自然な影。やけに目立つ光。不自然に揺れる草の葉を頼りにまず近づく。で、そこに昆虫がいればラッキーです。上の画像は、いびつな影があるので近寄って観察したらきのこがびっしりでてました。カラカラできのこに水分がほとんどないので分かりづらいですが、結構な群生です。
さて、どこにセミがいるか分かりますか?これでも切り出してます。
答えは左の木の幹。画像の上から1/3辺りのところ。です。ここにいます。
こういうわかりやすいのが撮影しやすいよな〜。
最後はこれ。どこにいるかわかります?
答えは画像中央に立てに伸びる木。上から2/5ほど下がったところにいます。これはミンミン鳴いてる最中です。声を頼りに探して発見しました。時刻は午後7時20分過ぎ。夕方になってセミの鳴き声が一層にぎやかになりました。朝早くの方が見つけやすいと思うけど。夕方の方が日中よりまだ探しやすいなあ。

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