アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

すばるとウイスキー

2007-11-17 | 四万十川 秋

 最高気温22度。

 「流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめるコトさ」

いつ、どこで、誰から聞いたのだっけ?と思いながら、

星空のした、庭に広げたコットのうえで、僕はシュラフ(寝袋)にくるまっていた。

 

長い旅でコテンパンに使いこんで、くたくたになった冬用の羽毛のシュラフ。

でも、秋の夜くらいの寒さなら、このシュラフでまだあたたかく眠れます。

かたわらにはのテーブルには・ヘッドライト・星座早見盤・双眼鏡・ウイスキー・チーズ。

 

三日月は、ぐるりと夜空を低く縁どる山のむこうに沈みました。

冷たく澄んだ秋の夜空に、かがやく無数の星たち。

四万十は、もっとも星が美しいシーズンをむかえました。

流域に人少なく、灯り少ない川のほとりは(四万十川の川原は)、星を見るにも、またよいところ。

 

 「びゅううーっ、がさがさがさ」。夜風が庭を吹きぬけてゆきます。

星を見ながら、風の歌を聴きながら、僕はシュラフのなかでトロトロとまどろみました。

(空気が冷えてる野外で、シュラフ(マミー型)に寝るときは、

トイレなどシュラフへの出入りが非常にメンドクサイですね)

明日の夜はしし座流星群です(月は上弦)。さぁ、どれくらい流れる星を見られるかな?