最高気温22度。
「流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめるコトさ」
いつ、どこで、誰から聞いたのだっけ?と思いながら、
星空のした、庭に広げたコットのうえで、僕はシュラフ(寝袋)にくるまっていた。
長い旅でコテンパンに使いこんで、くたくたになった冬用の羽毛のシュラフ。
でも、秋の夜くらいの寒さなら、このシュラフでまだあたたかく眠れます。
かたわらにはのテーブルには・ヘッドライト・星座早見盤・双眼鏡・ウイスキー・チーズ。
三日月は、ぐるりと夜空を低く縁どる山のむこうに沈みました。
冷たく澄んだ秋の夜空に、かがやく無数の星たち。
四万十は、もっとも星が美しいシーズンをむかえました。
流域に人少なく、灯り少ない川のほとりは(四万十川の川原は)、星を見るにも、またよいところ。
「びゅううーっ、がさがさがさ」。夜風が庭を吹きぬけてゆきます。
星を見ながら、風の歌を聴きながら、僕はシュラフのなかでトロトロとまどろみました。
(空気が冷えてる野外で、シュラフ(マミー型)に寝るときは、
トイレなどシュラフへの出入りが非常にメンドクサイですね)
明日の夜はしし座流星群です(月は上弦)。さぁ、どれくらい流れる星を見られるかな?