アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

レターフロムS4 1泊2日カヌーキャンプツアー・秋

2024-10-23 | レターフロムS

「レターフロムS4 1泊2日カヌーキャンプツアー・秋」再掲です。

 おだやかな秋晴れの日、3名のゲストと、川下りキャンプにでかけました。*オリジナルツアー

コースは、江川崎~約20キロ(ゲストの皆、27-28キロと言ったけど20キロ位だった、訂正します)。

最初に、出発地点のとろ場で、カンタンにカヌー(カナディアン)の漕ぎ方の講習&練習。

その後、2艇のカヌーに キャンプ道具などの荷物を積みこみ、さぁ出発!

 

 ここしばらく晴天が続いている四万十川は、水量が少ない。

春から夏にかけての平均的な水位よりも、1メーター程水位が下がり、川原も広くなっている。

やせた川は、浅瀬が多く、カヌーはところどころで船底をこすってしまうけど、

秋の川は水も澄んで、水深3ー4メータの川底がはっきり見えるのがステキだ。

 

 高く澄んだ空の下、秋の川岸を彩るのは、ヒガンバナの赤、

セイタカアワダチソウの黄、コスモスの赤い花、オギの白銀。

遠くから、コンバインの軽快なエンジン音が聞こえ、風には、籾殻を焼く匂いが混じっている。

日差しはまだ強く、長袖のジャケットを着て漕いでると汗ばむくらい。

気温は、24~25度くらいだろうか。水温は、川の表面で23、5度。

流れがゆるいところでは、時々川に足をつけながら、のんびりと下ってゆく。

 

  

 

 今回のゲストのうち2人は、動植物の調査のプロ。3人とも野外生活には慣れている。

「あ、ヤマセミが飛んでった!まだ、カジカ蛙がいるよ!」

目線の低いカヌーから、それぞれの視点で、四万十川の自然を楽しんでいる。

出発地から約7キロ地点の川原、そこでキャンプ。

山に日が入り、気温がグンと下がってきた。テントを張り火を起こした。

 

 ゲストがそれぞれの黄昏時を楽しんでる間に、僕は夕食の仕度をする。

今夜のメニューは ・カツオのペッパーステーキ・大根おろしをたっぷり使った鍋・焼きりんご

おだやかな夕刻の川原は、雨、風の心配がなく、虫もほとんどおらず、カイテキ。

焚き火をかこんだ僕らは、ワインや栗焼酎(地酒)を飲みながら、食べ、話し、頭上の星をながめた。

とても贅沢な秋の夜長。

 

 翌朝は、栗ごはんの朝食(我が家の庭先でとれた栗を使った)。

ゆっくりと朝の時間を過ごした後、キャンプを撤収。10:30分出発。

とろ場→小さな瀬→とろ場を漕いで、お昼。

昼食は、狭い国道沿い、川にせりだして建っている小さなうどん屋さん。

店下の川岸にカヌーをつけ、斜面を登り、あたたかなうどんをすすった(現在は廃業)。

 

 昼食後、さらに川を下り、勝間の沈下橋でお茶を飲み、15:00頃ゴール地点の川原に到着。

(スタート&ゴール地点は、季節、水量などにより変更もあり)

「ゲストのみんな、ツアーへの参加どうもありがとう!」

次回は、「焼きリンゴ」もっとおいしく焼きますね。

 

  

 

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10月24日(火)のつぶやき(リブログ)

2024-10-23 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

朝の岸辺は、ほのかにぬくい朝日とすこしひやい風がカラダに心地よく、

鳥(ジョウビタキやウグイスなど)の鳴き声が耳に心地よいです。

さぁ、大きく深呼吸して今日をはじめよう。うん、今朝の空気もオイシイです。

今日の最低気温は、12、2度。

 

 最高気温25、7度。午後も晴れ。

朝晩は、めっきり涼しくなりましたが、日中の陽ざしは、まだなかなか強い。今日も夏日に。

太陽にじこじこと服を脱がされた僕が、素っ裸になってベランダのコットに寝転んで本を読んでいると、

ダッダッダッ!庭のスロープを、郵便屋さんのバイクがあがってきて、ややアセル。

 

「水面は日々微妙に変化し、色や波のかたちや流れの速さを変えてゆく。

そして季節はそれをとりまく植物や動物たちの相を、一段ずつ確実に変貌させてゆく。

いろんなサイズのいろんなかたちの雲が、どこからともなく現れては去っていき、

河は太陽の光りを受けて、その白い像の去来を鮮明に、あるいは曖昧に水面に映し出す。

季節によって、まるでスイッチを切り替えるみたいに風向きが変化する。

その肌触りと匂いと方向で、僕らは季節の推移のノッチ(刻み目)を明確に感じとることができる。

そのような実感的な流れの中で、僕は自分という存在が、

自然の巨大なモザイクの中の、ただのピースのひとつに過ぎないのだと感じとることになる」。 

走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹

 

夢のなかでフネを漕いで、んん?冷たい風に起こされれば、あら、もう陽が山に沈みそう・・・。

秋の日は釣瓶おとし、ですね。さて、今宵の酒のあてを考えねば。

丸くなってきた月も肴に、ベランダで、一杯また一杯やるのも悪くなさそうです(満月は、29日)。

10月17日撮影。

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