~ 最高気温25度。
今日は、黒尊渓谷へ紅葉を見に行ってきました。
黒尊渓谷は、口屋内村で四万十川に合流する支流黒尊川の上流にある渓谷です。
黒尊川は、数ある四万十川の支流の中でも、もっとも水がきれいな支流といわれています。
四万十川沿いの山は、あたたかな気候のため、
シイ、カシなどの常緑樹、ヒノキ、スギなどの針葉樹がそのほとんどを占めます。
そのため秋になっても、その山肌がハデに紅葉(黄葉)にそまることはありません。
モミジやカエデなどの落葉樹は、四万十川本流よりも
標高の高い黒尊渓谷付近あたりから、常緑樹にまじってその姿がおおく見られるように。
そこからさらに高度をあげ、
標高1200メーター付近の黒尊山塊の尾根には、ブナの木が群生しています(四国のブナ林の分布最西南限)。
ザックにお茶、お弁当、双眼鏡、図鑑をつめ車で出発。
国道沿いでは、アカメガシワ、ケヤキが黄色く、ハゼ、ウルシが赤くいろづき始めていました。
我が家から約8キロ上流へ走り、口屋内村へ。
口屋内に架かる赤鉄橋のてまえで、平塚さんとバッタリ。
近くの平塚さん宅で談笑、うまいコーヒーをごちそうになりました。
「こんなに川に水が少ないのは記憶にない」と平塚さんがいった。
*この地が気に入り20年程前に都会から移住してきた平塚さん。
地元産の木材をつかって家をたて、地元の人と結婚し、この地にくらしています。
「シマムタ共遊国」という屋号でレンタルカヌー業を行っています。
口屋内村から、黒尊川沿いの狭い道を小一時間ほど走り、黒尊渓谷神殿橋へ。
黒尊川の水もひじょうに少ない。
上流には川に水が無く、河床がむき出しとなってる箇所もありました。
途中、猿のむれと出会う。この辺りでは、鹿のすがたもよく見ます。
昼すぎに渓谷神殿橋着。
ここより少し上流には公衆トイレもあります。
僕は、神殿橋からさらに山道を登り、黒尊山塊尾根の黄葉のブナ林をあるきたかった。
けれど、ほとんどの木の葉は先日の大風で落ちてしまったようです。
「うーん、ざんねん」
その大風のせいでしょうか?
黒尊渓谷沿いでも、ハダカになってしまった樹木の姿がチラホラとありました。
神殿橋付近では、常緑樹にまざって
真っ赤に紅葉したモミジやカエデ、群生してるケヤキの黄葉が見えました。
モミジの紅葉はまだ7分といったところ。
神殿橋付近の紅葉のピークは、来週~来週末のようです。
平塚さんとは久しぶりにゆっくりと話が出来たのですが、とても元気そうでしたよ。
四万十川は、雨量の少ない秋~冬にかけて、水量が少なくなりますが、今年の秋は特に水量が少ないと思います。今秋は少雨ということもあるのでしょうが・・。
平塚さん元気そうでしたか?
実は我々も昨年の夏、四万十川を下った際、初心者用にレンタルをお願いしました。平塚さんには、かれこれ10年ほどお世話になっています。コーヒー小簿ですよねー。
この時期の四万十川はいつも水量がないのでしょう?
それとも今年は特別に少ないのでしょうか?
最近の清流はどうも水量が少なめですね。少し心配です。