あるBOX(改)

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年明け一発ひょうきんプロレスを見る

2003年01月03日 | 生活
今年も正月番組にハマらない私。
見事にダウンタウンが正月番組から消えている(本人達が休みたがったか?)。吉本の力でココリコが司会なんかヤってるけど、地力不足は明らか。
それにしても山崎邦正の扱いはどうだろう?ガキの使い「ハイテンションGP」でのトリ扱い、こちらは萎えっぱなしだし。妙に主役級の回あるし。
温情起用だったら、もう止めたほうが良いだろう。単純に寒いだけなのだから。

そんなだから、「70年代名曲プレイバック」みたいな番組を除いて正月番組はオミット状態の私。

CSの‘70~‘80年代番組を流しながら書き込みなんて事やってたりして。
「夜のヒットスタジオ」で世良正則&ツイストやクリスタルキング見て感激したり。「おれたち ひょうきん族」見て当時のギャグを懐かしんだり。

今回は「ひょうきんスペシャル」の再放送。「春の」「夏の」「秋」「冬」と連続放送で、全部は視聴出来なかったが。久々に「ひょうきんプロレス」見て感激。
フルハム三浦こと故景山民夫氏の勇姿を拝めたのが何よりの収穫。

放送作家が縁の下から出て来て笑いを取った「ひょうきん族」。先駆けの巨泉や青島幸男のような大物は育たなかったが、高田文夫と景山民夫はスター作家としてクローズアップされたものだ。

「タイガー・ジェット・おしん&ロングパット青木 vs フルハム三浦&スワップK」のタッグマッチ。
フルハム以外は すっかりメンツを忘れていた(笑)。
フルハム三浦とは、言うまでも無く当時話題となっていた「疑惑の銃弾」の渦中の人・三浦和義氏に酷似した風貌から、放送作家の景山民夫が扮したキャラクターの名前。
入場時も白いサマーセーターにサングラス、肩掛けバッグのコスチュームのフルハム。当時は「愛人」と言われた後の三浦良江夫人のそっくりさんも付き添っている。そして弁護士も(笑)。
相棒は、アイマスクしたウガンダ・トラこと「スワップK」。
タイガー・J・おしんは当時人気のNHK朝ドラ「おしん」に扮した松本竜介。ロングパット青木は、コンコルド青木(笑)に扮したヒップアップの島崎。

こんなメンツで お笑いプロレスを繰り広げるワケだが、結構はげしい技が応酬され。

意外と長身のフルハム三浦の攻勢に、おしん耐えっぱなし。しかしフルハムは手足が長い(笑)。景山さん、デカかったんだな~。
フルハムの4の字固めにも耐えるT・J・おしんにレフェリーも観客も涙(食事が大根飯ばっかりの貧しい生活に耐えるおしんに当時は日本中が涙していた)。仕込み客の演技が またワザとらしく馬鹿っぽくて笑える。

フルハムは狡猾だ。青いタイツから凶器を出しては相手を攻撃、リングが血で染まる(ニセモノだけど)。レフェリーのチェックがザルで「証拠が無い!証拠がありません!」とアナ役の島田紳介が叫ぶ(あったな~、そんな事がロス疑惑でも)。

そんな中、耐えるおしんはロープへ駆け上り「おっとう~!!」と絶叫。場内の歓声を浴びる(父役の伊藤四朗と分れる時の「おし~ん!」「おっとう~!」は名場面として最近でもリピートあり)。
歓声に力付けられたT・J・おしん、最後の力を振り絞りフルハムに反撃、ロープに飛ばして「大根アタ~ック!!」
胸をダイコンで直撃されたフルハムはリングに倒れたものの、怒りの逆襲。小柄なおしんを捻り潰しフォール。スリーカウントでフルハムコンビの勝利が決まった!

両腕を上げて退場するフルハム三浦。勝者インタビューにも「何も言えません、弁護士を通してください」とコメント。カメラを手で遮りながら良江さんと退場。
観客の歓声の中、このコーナーは終わるのだが。

なんとその後、フルハム三浦のアバラが大根の直撃によって骨折していた事が分ったのだ!
「お遊びのプロレスで骨折した男」「大根でアバラを折った男(しかも切れ目入り)」として伝説となったフルハム三浦こと故景山民夫。

少なくとも番組中はそんな事おくびにも見せていなかった。凄いプロ根性だ。つ~か、興奮してて気付かなかっただけだろうけど(笑)。

今回久々に見て。
「なんで大根だったのか?」の長年の疑問が晴れた。
別に深刻に思い悩んでいたワケではないが(笑)。