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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

死刑台の露と消えた宅間守

2004年09月15日 | 生活
宅間守が死刑執行されていた・・・。

2001年6月、大阪教育大付属池田小で児童8人を刺殺し、教諭を含む15人に重軽傷を負わせた宅間守。

殺人罪などで死刑が確定していた、その宅間守死刑囚(40)が、14日に大阪拘置所で死刑執行されていた・・・と。

裁判中も暴言を吐きつづけた宅間。
ヤツなりに社会への怒りを表現したんだろうなぁ・・・と、少し同情。

いや、弱者へ刃を向けた事は許しがたいし、被害児童の親御さんなど「何度死刑にしても気が済まない」であろうが。

精神異常を装ったりせず「早く殺せ」と控訴もせず。
もはや潔ささえ感じさせるのだが。

そんな宅間だが「子供には何の罪もない。無念だったろう」「自分のしたことで不幸になった人がいることはわかる」と漏らし。
「(自分など)生まれてこなければよかった」とも語っていたとか。

面会を続けた心理学教授は「彼には人の心の痛みを感じる気持ちが育っていなかったが、面会を重ねるうち、罪の深さを認識するようになった」と説明。

主任弁護人は「彼は(死んで)本望かもしれないが、謝罪の境地に達しないなど重い課題は残った」と表情を曇らせたそうだ。

死刑執行までは、本来6ヶ月程度の期間しかないらしいのだが。
執行手続きなどで数年経過するなどザラ・・・だったのが過去の実例らしいのだが。

宅間は自ら「執行を伸ばし精神的に追い詰めるのなら、早く執行しろ」と提訴さえチラつかせ。

最期まで「自己中心的」と言われているが。

私は「最期まで“悪”に徹した」と強く感じる。

「こんなヤツの心理、理解不能だ!」・・・と思っていたが。

こんな最低最悪の殺人犯に、微妙にシンパシー感じた秋の夜・・・・。

◆9/13(後楽園ホール)の試合結果
○4R
荻原 貢 引分 斎藤利幸
真栄城寿志 判定 岩淵真也
中村明洋 判定 渡辺勝幸
○6R
笠康次郎 判定 原口龍二
小口雅之 判定 佐藤 豊
○8R
橋本辰也 負傷判定7R 朝山鉄嗣
新田俊明 判定 斎藤友彦 
○10R
コウジ有沢 TKO4R 五十嵐彰彦

文春といえば「ホリイのずんずん調査」

2004年09月15日 | 生活
「淑女の雑誌から」を確認するため週刊文春を立ち読みしたのだが。

相変わらずの艶話、オチのエロ駄洒落にニヤリとしながら、ページをめくると。

1ページにまとまった軽妙なコラムが登場。
「ホリイのずんずん調査」である。

ライター・放送作家の堀井憲一郎が「日常の些細な疑問を調査する」レポートと言うか雑文と言うか・・・。

本人曰く
「そんなこと調べてどうする?・・・日常のささいな疑問を解明しようと髪振り乱して幾年月。やめられない止まらない、超細密捜査のすべてを公開!世界を震撼させるホリイ式調査の数々」

――これまでのテーマが
◆どの百貨店の鈴虫が一番長生きするか
◆東京と大阪のたこ焼きの違いはどこにあるか
◆バットをもっとも遠くに放り投げるプロ野球選手は誰?
◆『フォレスト・ガンプ』で笑う街と笑わない街
◆貴乃花結婚披露宴TV中継顛末
◆エスカレーターが苦手な人はどれぐらいいるのか
◆ツッコミが早いのはナインティナインの矢部くん
◆『ハイミセス』
◆「ホリイの講義」は眠たいか?
◆ホリイは1分15秒ごとに発情する

・・・なのだから呆れる。

ボクシングで言えば「リングイン前、どっちの足から松ヤニ箱に入れるか?」「どっちの足から入れた選手の勝率が高いか?」とかの調査・・・と考えられれば良い。
はっきり言ってどうでもイイ調査ばっかなワケで・・・。

今回の立ち読みでは「ホリイの五輪感動ランキング」だったし。

「調査」じゃないじゃん。あ、自分調査か。

まぁ「田村時代から“YAWARAちゃんじゃないだろう運動”を続けているホリイは」と言われちゃあ、「ご同輩!!」としか言いようが無いワケで。谷になってもYAWARAかよ・・・と。
浦谷マンガに本当に出てたら敵役だろう?・・・みたいな。

少し前は「落語家の学歴調査」だし。
大卒落語家、以前は珍しがられたが(親も「大学まで出したのに落語家なんて!」と泣いてたらしいしな)、最近は「落研」出身はっかだから時代も変わったなと。

「故小さん師匠は小卒」なんて話題から(談志師匠も中卒だからねぇ・・・)、「俺の時代まで集団就職あったもんなぁ。夜行列車で・・・」なんて「ホリイあんたトシ幾つだ!?」なコメントもあり。

文体が、笑いを中心にしてた頃の宮沢章夫さんに通じる軽さなのに・・・。ナンシー関ばりの小気味イイ短いセンテンスなのに・・・。

1950年代生まれのホリイさん・・・。

これからも、謎の数々を本邦初調査していって下さい(しかし、年長のホリイ氏に「宮沢さんやナンシーさんに文体似てますね」とか言っても「そうそう影響受けてるよん♪」とか平気で言いそう。TVにも出てて若さを誇ってらっしゃるようです。ホリイさん、茶髪の長髪かよ!)。

◆P.S.
ずんずん調査を知ったのは、それほど昔じゃないワタクシ・・・。
倉橋ヨエ子さんの歌を口ずさんでいたら間違ってたらしくて。「♪な~みだのお池がぁ、あ、ずんずんずんずん続いてる♪」と歌ってたら、連れに「違うでしょ!」と。
「『どんどんどん♪』でしょ!『ずんずんずんずん』ってホリイのずんずん調査かよ!?!?」と。

ヤツは女子高時代から文春読んでるんでねぇ・・・(涙)。

◆P.S.
そんな連れも知らなかったのが「ずんずん調査、単行本化」。
今回、例によってGoogle検索したら文芸春秋社から出てるって分かりまして。
それ教えたら大喜びですよ。家内安全に「ホリイのずんずん調査」ですよ。←なんか違うぞ

「この役立たず!―ホリイのずんずん調査」
堀井 憲一郎 (著)
価格:¥1500(税込) 出版社: 文芸春秋

・・・すいぶん前に出てました。またブックオフで探そっと。