あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

行ってきました「エクスプレッソ・ゴング/ゴングジラ」のライヴ!②

2004年09月22日 | 生活
「MORSOF(ゲスト)の金澤美也子さん、足が細い♪」などとポヤンとしていると(しかし若い女性がプログレとは・・・。「習い事でエレクトーンやってました」的にバンド参加するコは居るが、金澤さんは本格カンタベリーだもんなぁ・・・)

場内暗転、いよいよエクスプレッソ・ゴングが現れた。

元々は仏人のデヴィッド・アレンが、英国でソフトマシーンを作りながら、再入国できずに自国で結成したバンドが「ゴング」なのだが。

アレンさんが、そこからも飛び出して。
残るメンバーなどが、P・ムーラン(パーカッション)を加入させて「まったりサイケデリック」から「緊迫感あるテクニカル・ジャズロック」へと転換させたバンドなのだが。
そのメンバーが、現在「エクスプレッソ・ゴング」として活動しているのだが。

そのテクニカル・ジャズロックが眼前で演奏されたのだ。

「クロスカレント」「へヴィー・チューン」などの代表曲の演奏に感無量。
いや、それほど聴き込んでるバンドでは無いのですが、やはり感激。

キーボード不在のバンドだが、特徴的なビブラフォンの存在が一際目を引くバンドで・・・。

実は、よくある「会場内の片隅にテーブル置いてCD発売」な風景の直ぐ沸きに歳イッた外人さんが居て。「スタッフだろうな、まさかメンバーかな?」とか思ってたらムーラン弟さんでした(笑)。
ビブラフォン担当の主要メンバーじゃん!

ギターもイイ音色出してます。今や手癖の宝庫になってしまった元祖のホールズワーズさんより上質かも。
曲によっては小指にボトルネックを付けたりして、ただのジャズロックじゃないルーツっぽい音色も聴かせてくれた。

そして、やはり盛り上がったのは、代表曲中の代表曲「エスプレッソ」。

ザッパのホットラッツでジャズロックに目覚めた私が、同じくらいの緊張感とテクニックの曲を探し彷徨い、やっと巡り会えた名曲(他はアルティエ・エ・メスティエリとシカラムータの曲)。

そして贈り物のようだったビブラフォンの独奏。
ようするに「木琴」なのだが。叩く先端が二つに枝分かれしていたりして、同時に4音叩ける奏法で「ソロ」とはいえ、重厚な演奏を聴かせてくれて。

ビブラフォンて、こんなに荘厳な楽器だったんだぁ・・・と気付かせてくれた貴重な時間でした。少し長かったが(笑)。

――続く。

行ってきました「エクスプレッソ・ゴング/ゴングジラ」のライヴ!③

2004年09月22日 | 生活
休憩を挟み。
後半は最近の活動名「ゴングジラ」の楽曲を演奏。
よりシンプルで、ファンク・ギターさえ聴かせる展開に感じ入る。
ドラムスも、ひたすらパワフルだ。ジャスよりロックに近い「ジャズロック」。

しかし、妙な立ち位置だ。
ベースが中心に居る(笑)。右にビブラフォン、左にギター、後方にドラムス(これは普通か)。
ベーシストやギタリストが歌うじゃなし、前にあるマイクは挨拶用オンリーか?・・・なんて思っていたら。歌モノが始まった(笑)。

本職じゃない歌だが、まぁこんなモンか。
しかし風貌に差があるバンドだ。
ギターは小太りの禿頭オジサンだし。ビブラフォンは痩せたオジサン(お爺さん?)で、故エディ・タウンゼントさんみたいだし。
ドラマーは、太めのレスラー体型だし。ベースは筋肉質のオトコ前だし(若いのか?)。

見た目、ベースが一番カッコイイから中心に置いた・・・そんな雰囲気(笑)。

後半のゴングジラは、変拍子の曲が少ないので、やや一本調子だったかな。
まぁ、新曲も聴かせてくれて、そっちで変拍子っぽいの披露してくれたからイイか。
一見、単調な曲でもビブラフォンは鳴りっ放しだったし(笑)。

しかし、一番お年寄りに見えて最も働いていらしたような、ムーラン弟さん。ドラムソロ以外は殆ど立ちっ放しで、少し心配になる程でしたぞ。

終盤にはドラムソロもあって、ここでやっとムーラン弟さん休憩。
ベースとギターも脇に座って休憩。

客席の年齢層も高いんで、どっかで座りたそうだったが、いかんせん一部を除きオールスタンディング(笑)。

それでも盛り上がって演奏者を煽る観客。さすが分かってらっしゃる!
まぁジャズファンは、各パートのソロ演奏の要所で声援を送るのだが。「キメ」たトコロで掛け声かかると演者も嬉しいだろうし。この夜のメンバーも、そのようだった。

再び引っ込み客電点いて。「もう演らないかな?」と思っていたら、あっさり観客の手拍子に乗ってメンバー再々登場。話が早いな(笑)。

ベースのハンソフォード・ロウさんが「FUN、FUN!」と叫びながら登場。

ギターのボン・ロザーガさん、いきなりフレーズを弾き始め。

会場が、どよめいた!
フランク・ザッパの「PEACHES EN REGALIA」だ――――!!!!

・・・感無量。

アンコールにカバーというと。
演奏者にとっても馴染みの曲、影響受けた曲なワケで。

ザッパの「PEACHES EN REGALIA」でジャズロックに目覚めた私は、感激するなと言われても無理ってモンだ。

まぁ演者も「お楽しみ」でヤってるから、演奏に緻密さこそ望むべくも無いが。
それでもビブラフォンは大健闘。本家でも使われてる楽器だけに、ルース・アンダーウッドに負けじと熱演(ビブラフォンだけアンプラグドだから、音色が他の楽器に負けて気の毒だったなぁ)。

大満足のアンコール、客席もさすがジャズロックのファン、しっかりZAPPAに反応して大声援。

メンバーも満足気。

大きなハコじゃなかったが(リキッド・ルームより収容量少なそうだし)、それゆえに演奏者との距離が近く濃密な空間となっていた。

侮れず、初台DOORS。恐るべし、エクスプレッソ・ゴング/ゴングジラ!

――さ、来月はリチャード&デイヴ・シンクレアだ(ハコは違うけど)!チケット取らなきゃな!

◆9/20(八戸体育館)の試合結果
○10R
刈屋貴憲 判定 矢沢慎太郎

◆9/20(豊明市福祉体育館)
○東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチ12R
オケロ・ピーター KO2R モセシ・カビカ

◆9/20(横浜文化体育館)の試合結果
○4R
囲 信次 KO1R 和気年邦
田畑光輝 判定 福吉洋次郎
○6R
平渡広隆 判定 柴沼美光
三垣龍次 KO2R サムヌットノイ・シスナルポン
○8R
堀 茂雄 判定 進藤靖弘
○東洋太平洋フライ級タイトルマッチ12R
トラッシュ中沼 判定 小松則幸
○WBCスーパーフライ級タイトルマッチ12R
川嶋勝重 判定 ラウル・フアレス
○4R
篠原幸司 判定 真弓英和
田中絹人 引分 増田大気
佐藤駿介 判定 風戸伴日出