あるBOX(改)

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ポール・ロジャースだけでは無い!ブリティッシュの名ヴォーカリスト達②

2005年12月15日 | 英国ロック
これまでは、英国ロック・ファンなら知ってて当然のメンツ。

これ以降に続く人々を愛聴してこそ、いっぱしのブリティッシュ・ロック・マニアですよ!



6:フランキー・ミラー

アンディー・フレイザーの曲を取り上げ、塩っ辛いソウル・ヴォイスで歌い上げる、隠れた名ヴォーカリスト。
パブ・ロック人脈で語られるが、私はブルース・ロックの人だと思う。
「ハイライフ」(メンフィス方面へ接近)、「ザ・ロック」と「フルハウス」は名盤。
「ジェラス・ガイ」の狂おしい嗚咽シャウトは圧巻。
ブルースを渋く歌うのは普通だが、この人は「ほろ酸っぱく」歌えるのです(「ブリックヤード・ブルース」が好例)。



7:ロジャー・チャップマン

「ファミリー」で60年代に登場。
「ビートたけし的」ハスキーなトルネード・ヴォイスは、初め違和感あるが。
癖になったら、これほど堪らないヴォーカリストも居ない。
なんと、メロディー・メイカー誌のヴォーカリスト人気投票で、ロッド・スチュワートを抜いて1位になった事もあり!!!
ファミリーの1st「ミュージック・イン・ナ・ドールズ・ハウス」は隠れた名盤。
サイケポップ風味の1stから、シンプルな2nd、荒削りな3rd「エニウェイ...」、充実の「バンドスタンド」と、
歌唱に磨きを掛け。
バラードも、独特のシャガレ声で歌いこなす超個性派ぶりは、これぞブリティッシュ!
ここ数年、ドイツでソロ活動しているそうだが、盟友チャーリー・ホィットニーと組んだ「ファミリー」再結成の噂は消えず。
ぜひ来日を御願いしたいトコロ。
「チャップマン・ホィットニー(マイケル・ジャイルズ、マックス・ミドルトン、ジョン・ウェットン参加!)」のCD流通も希望!



8:マイク・ハリソン

2人のヴォーカリストを抱えた「スプーキー・トゥース」のダミ声担当。
奇麗な声の方は、後にソロで成功したゲーリー・ライトだが、ワタシャ圧倒的にハリソンの方が好き(作曲は全然ですがね)。
1stはサイケポップ風味の名盤(この辺は、トラフィックやファミリーと共通する)。
シンプルで泥臭いが曲のメロディーが素晴らしい2nd「スプーキィ・トゥー」が代表作。
仏前衛音楽家ピエール・アンリと組んだ「セレモニー」が代表作のように言われるが、あれは企画倒れ。
SEとブルース・ロックが居心地悪く同居し、「トゥースだけ聴かせろよ!」と言いたくなる。
少し前にCD化された「You Broke My Heart So I Busted Your Jaw」は、
分裂後の再編ながら粒揃いの名盤(作曲にライトが復帰してるから)。
その中の「ホーリー・ウォーター」、聖歌隊風のコーラスをバックに歌うハリソンの声は神々しいばかり!
ベスト盤だけが国内CD化されているが、スプーキィ・トゥースの良さはベストじゃ分からないよ!
2004年には、G・ライト(Vo)やM・ケリー(dr)と一緒にドイツはハンブルグでコンサートを行ってるようだが、
ぜひ来日を御願いしたい!
70年代にもソロを発表しているが、カヴァー中心の哀愁ある構成なんで、やっぱトゥースの声としてライトと組んでて欲しいね。
ちなみに。
私、すっごい勘違いしてた模様。
この人、亡くなってたとズ~ッと信じてた!
アホです、ボケです、馬鹿です、スットコドッコイです。
お詫びするとともに、再度、来日を希望しておきます。



9:マイク・パトゥー

「パト」が本当の発音なんて言われてるが、それじゃ味気ないんで「パトゥー」で良いです!!
彼の名前を冠したバンド「パトゥー」、
1stでの、少しばかりのジャズ風味とブルースとソウルを噛み砕いたシンプルな楽曲は凄いです。
1曲目の「ザ・マン」の後半シャウトは圧巻です。
2ndが評価高いが、私はシンプルな1stが好き。
前身バンドの「タイムボックス」のポップさも捨て難い(まるでトゥースの1stばり!)。
この後にM・パトゥ&ギターのオリー・ハルソールで組んだ「ボクサー」のCD流通も希望。
しかし、フロント2名が、もうこの世に居ないのが悲しいなぁ・・・。
息子のマイケル・パトも歌っているらしいが、Pattoとは似ても似つかぬ曲調らしい・・・。



10:ポール・ウィリアムス

「ジューシー・ルーシー」を経て「ジョンハイズマンズ・テンペスト」で強烈なダミ声を聴かせてくれた実力派。
ミッキー・ムーディも参加してたアーシーな「ジューシー・・・」も良かったが、A・ホールズワースのギターと渡り合う
「テンペスト」も凄まじかった。
「テンペスト」は、ハルソールとホールズワースのツインギターが荒れ狂う伝説のBBCライヴがボートラ入りのベスト盤が出るので、
これは大注目ですわ!!!
90年代に、ポール・ウィリアムスの大ファンな中部のハコが呼んで、和やかなコンサートが行われたなんて話もありますが。
初台ドアーズやスターパインズ、クラブ・チッタ、曼荼羅あたりで、テンペストやコロシアム、S・トゥースなど
呼べませんかねぇ・・・。
マニアックなハコはあるけど、プログレに偏ってヘヴィ・ロック忘れてませんか?



11:デイヴィッド・カヴァデール

個人的には初期「ホワイトスネイク」時代が好き。
自分らはメタルじゃない・・・とソウルフル路線を歩んでいた80年頃が最高だったと
(後期はメタル人脈で固め、髪もブロンドに染めて興醒めしたけどね)。
ジョン・ロードやイアン・ペイスの「パープル人脈」で客呼べたが、バーニー・マースデンとミッキー・ムーディのツインギターや、
ニール・マーレー(b)みたいな名手がシッカとデビカヴァさんのソウルヴォイスを支えていたのが勝因か・・・と。
このメンツで登場した80年のレディング・フェス、あれは名演でした。
「ミストゥリーテッド」は、全ヴァージョンの中で、あの演奏&歌唱が最高かも。



12:テリー・リード
これまた「J・ペイジやR・ブラックモアが欲しがった」と言われる伝説のミュージシャン。
若くてルックス良いし、ハスキーな声が魅力的で、曲も作れるしギターも弾けたから、当時 彼を抱えてたミッキー・モストが
手放さなかったと見た。
セルフ・タイトルのアルバムが最高かな。
これまた天才少年の臭いがする「リッチ・キッズ・ブルース」は名曲だし。
「シルバー・ホワイト・ライト」はポップ風味にもソウル感あるし。
「ハイウェイ61」のカヴァーも妙味あり。
マーキーのドキュメントで関係者が語ってたな。
「当時のマーキーには、大スターにこそならなかったが素晴らしいミュージシャンがたくさん出ていた。
テリー・リードなんて素晴らしかったよ」・・・と。



13:トニー・アシュトン

ジョン・ロードとの交流で知られる、ヴォーカリスト兼キーボーディスト。
70年代「アシュトン・ロード」では、ビッグ・バンド風の楽しげな演奏を聴かせたが、本業のパープルが忙しいロードが呼び戻され、
余興で「ジャズ&ソウル風味の曲」を演奏する活動は制限されてしまったそうな。
今にすると実に残念。
74年録音のライヴ・アルバムで、リラックスしながらも名人同士(I・ペイス、カーマイン・アピス、マックス・ミドルトン&
ホーン陣)の見事な演奏に触れる事が出来るが、ますます遺産の大きさを感じるばかりなのでした。
パープル解散後に「ペイス、アシュトン&ロード」が結成させたが、時期を逸した感じであった。
個人的には60年代後半の「アシュトン、ガードナー&ダイク」を挙げたい。
キーボード・トリオながら、決してプログレでは無く。
グルーヴィーな演奏は黒人音楽の消化を果たしており、アシュトンのヴォーカルも渋い。
1stは隠れた名盤と言っておきたい。



14:ジェームズ・デューワー

ギタリストであるR・トロワーがリーダーのバンド、「ロビン・トロワー」のヴォーカリスト。
最初はベース兼任だったが。
P・ロジャース先生のフォロワー的な歌いっぷリだったが、よりダミ声を前面に押し出してたかな?
BBCコンサートで聞かせた「デイ・オブ・ジ・イーグル」でのライヴ歌唱も見事でした。
そうなんだよな、
これらの名匠たちは「ライヴ」での歌唱が素晴らしかったんだよなぁ・・・。
しかしね。
いくらロビン・トロワ―が中心なグループだからって、そのまんま「ロビン・トロワー」は無いんじゃないの?
デューワーさんは曲作りでも貢献してるよ。
せめて「ロビン・トロワー・バンド」とかには出来なかったのかねぇ・・・。

残念な事に、J・デューワーさんは2002年に亡くなっておられます。

すでに、マリオットやパトゥ、T・アシュトン(01年没)なども故人となっておいでです。
F・ミラーも脳卒中のリハビリ中だが。

残る皆様も、なんとか元気でファンに生声を聴かせて欲しいものです。



60年代後半からの数年で、これだけのヴォーカリストやミュージシャンを生んだ英国音楽界。
その上、プログレでも天才みたいな人々が量産されているのだから、奇跡のような時代ですよ(そりゃR・フリップ翁が「特別な季節」と語るのも納得ですよ)。

あぁ、素晴らしき70年代英国ロック。
ブリティッシュ・ヴォーカリスト、フォーエヴァー!!!