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おすすめ本:青の戦士

2007年04月07日 | 漫画
青の戦士 狩撫麻礼&谷口ジロー

狩撫麻礼&谷口ジロー  
発行1982年 双葉社  

今は只のエロ漫画雑誌となった週刊アクションだが。
80年代は大友克洋や松森正・守村大・谷口ジロー・
かざま鋭二・星野之宣・諸星大二郎といった劇画家や、
矢作俊彦・狩撫麻礼・関川夏生といった原作者たちが
独創的な作品を競っていた。

その中でも、
松森&狩撫コンビの「ライヴ・マシーン」と共に
私の本棚に今も並んでいるのが「青の戦士」である。



谷口ジローの荒々しい筆致、狩撫麻礼の荒唐無稽だが
リングダムを知り尽くしたスクリプト。

後楽園ホールで燻るミステリアスなアル中ボクサー、
「礼桂(レゲ)」が
世界的黒人マネージャー・ダンジェロの目に止まり、
ブラックコミュニティーの裏技に後押しされて世界的
舞台に押し上げられて行く。

そして最後にはパナマの闘技場にて、国民的・世界的
英雄の世界王者(レオベルテ・ゲラン!)と戦うと云う、
眩いクライマックスが準備されている。 

試合中、猛禽の翼が天空を舞う。    

「あの鳥の名は?」