あるBOX(改)

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「榎本俊二のカリスマ育児」

2007年04月11日 | 漫画
「榎本俊二のカリスマ育児」

平成19年2月発行 価格:¥ 840 (税込) 出版社 : 秋田書店

「ゴールデン・ラッキー」や「えの素」で知られるギャグ漫画家・
榎本俊二氏が描く「育児マンガ」。

エッセイ漫画だが、やっぱギャグ漫画家の性(サガ)は死なず。
エンターテイメントしています。

大変な状況でも淡々と反応している主人公(榎本本人)が面白い。

不摂生な漫画家生活の中(奥さんも漫画家)、
「俺たち当分このままでイイよな~」と言っていたトコロに授かった子宝。

執刀医が帰って翌朝まで待たされたり・・・とハプニングだらけでの出産
出生届けなど数々の手続き、夜泣き、おむつ換え、小児科選びの困難
喘息、アトピー、保育園の送り迎え・・・と

色々な事柄を淡々と対応するエノモトの姿に感心し、そして笑うワタクシ。
(いや、本当は大変なんだろうが・・・)

一点も育児を美化してないトコロも新鮮なのかもね。



たしかに
大変だけど、辛くはないのよね。
幼い子供が自分に向かって「笑顔」を見せてくれた感動があるからね・・・。
(涙ぐむ私を見て、連れは「バカねぇ」と、これまた笑顔を見せた)
それだけで報われているからね・・・。

※ちなみにウチの連れは、「蒙古班」ってモノを
 すっかり忘れ、「拭いても拭いてもお尻の汚れ
 が取れない」と延々オシリ拭きで
 ちびスケの臀部を拭っていたのでした・・・

 あと、「いい服を着てる時に限ってゲロかけ
 られる」とか
 「抱っこして寝かせつけた思って降ろしかけ
 たら、床上20cmで必ず目をさまして泣く」
 とか・・・

色々とね、ありますけどね。

主人公が20歳の時の
「オレは子供なんて持つ気はない」
「こんな世の中に生まれてきたら可哀想だろ」などという言い草
そのくせ、生まれたら、それなりに面倒みて可愛がる「変節ぶり」

「お前はオレか!?」と言いたくなる描写が盛りだくさん!(笑)

結局、楽しく読めたこの本も
一番わらえたのは、巻末のあとがきマンガだったな

エノモトの妄想に現れる、10数年後の息子の姿・・・
息子が語る父への言葉・・・

腹抱えて笑ってしまったわ