ザ・フーの1969年作『トミー』完全再現ライヴのために来日しているロジャー・ダルトリー。
彼がロック・オペラ『トミー』を語り、The Whoへの思いを語るロング・インタビューが、3月31日(土)発売の『ロッキング・オン』5月号に掲載されている。
基本的には「買って読んで下さい」としか言いようのない素晴らしいコメントの数々が掲載されているのだが、
やはりドキュメンタリー映画『キッズ・アー・オールライト』や『アメイジング・ジャーニー』との比較もしたくなるもんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b8/ac4ee95ffa5976293effa7314a791efb.jpg)
インタヴューの中で、ロジャーは『トミー』を境に「自分の人生が変わった」と語っている。
これはメンバーやスタッフの共通認識で、ピートなど映画『アメイジング・ジャーニー』で「ヤツは自分から歌いたがった。そして見事にTommyに成り切った。見事なヴォーカリストになったんだ。それまでのチンピラじゃなくなったんだ」と、彼らしい物言いで敬意を表していた。
悪童ロジャーの劇的成長。
ロジャーはロッキング・オンのインタビューで、キース・ムーンとの立ち回りを語っている。
有名な『クスリ・トイレ流し~怒ったキースがロジャーに殴りかかる~ロジャーがキースをボコボコに』事件です。
「僕は応戦しただけだったなのに奴らは僕を追い出したんだ!」
映画『アメイジング・ジャーニー』では「執行猶予付きの復帰さ。今度暴れたらクビってさ」とも語っているが、
やはり一番年長でリーダー意識あったバンドを追い出される屈辱は並々ならぬモノがあったようで。
ピートは「残酷な言い方だが、他のメンバーはプレイヤーとして天才的なのにヤツはただの歌い手だったからな。焦りもあったんだろう」と言い放つも
ロジャーはそれを認めていない模様。
むしろ「ジョンが自分は評価されていないとステージ隅に移動した」とエントウィッスルさんに同情的。
『TOMMY』の解釈に関しても、ピートともケン・ラッセルとも違うもので。
細かいニュアンスは私には分かりませんが、実際にライヴを観てみると、むしろロジャーのパフォーマンスのシンプルさが、映画やオリジナルアルバムに劣らない素晴らしいものに映りました。
なお、ブロードウェイ版ミュージカルTommyは、ピートの家族との関係修復によりニュアンスが変わっているというし
Tommyも、色々な解釈が出来る古典になったという事だろう。
「成長した」と言いつつ、いまだ悪ガキの雰囲気を失っていないダルトリー。
「ケンカ?大好きさ。今でもね!」と映画『アメイジング・ジャーニー』で笑いながら語るロジャーさん。
『4重人格』製作事も揉めた挙句ピートのパンチを食らったロジャーさんは、とうぜん反撃に出る気マンマンだったが
「全員がオレを止めやがったんだ!」と大いに不満気。
ここで喧嘩好きの論理・・「ヤツが先に手を出してきたんだ」。
だから倍にして返すのが当然、自分は悪くない。でも皆が自分を止める。自分を責める。
どういう事なんだ。
・・・う~ん、小柄な上やや吃音グセのあるロジャーさんは、思春期あたりから「舐められまい」と殴り合って来たんだね。
「小柄な人ほどケンカ上手」とは日本でも言われてるもんね。
しかし『マイ・ジェネレーション』の吃音ヴォーカルは、本当にロジャーの癖を「生かしてみれば」とアドバイス受けて生まれたもんなんだねぇ。
その結果「ダルトリーだったら吃音すらカッコいい」ってなったんだよね。
同じ癖を持つ同世代は救われただろうねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/77/6eb35c50b0bce488295583d96c8cd84a.jpg)
そして68才になっても歌う『Youngman Blues』
このヒトいまでも「そこどけ、ブン殴るぞ」と道の真ん中歩いてるイメージあるもんなぁ(笑)。
そういう自己演出してるのかも知れないが、根っからのケンカ屋の印象は絶えない。
そして義理人情に厚いガキ大将。結構イイ奴で、優しかったりする。
そんなダルトリーの来日公演も、残り2日。
特に名古屋は洋楽が入らないと評判の土地柄だけに、ファンの人は頑張って駆けつけて欲しい。
追加公演も無い。
次はいつ来るかも分からない。
長年待ってThe Whoは来たけど、気がつきゃ何年前だ?
それから単独来日まで少し待ったぞ。
その前なんで30ウン年も待ったんだぞ!
やっぱ見たいじゃないですか
ウッドストックのパフォーマンスが蘇るんですよ?
『ロジャー・ダルトリー PERFORMS THE WHO’s TOMMY AND MORE』
【横浜】
日時:4月27日(金)19:00開演
会場:神奈川県民ホール
【大阪】
日時:4月28日(土)17:30
会場:大阪アルカイックホール
【名古屋】
日時:4月30日(月・祝)17:00
会場:名古屋市公会堂
彼がロック・オペラ『トミー』を語り、The Whoへの思いを語るロング・インタビューが、3月31日(土)発売の『ロッキング・オン』5月号に掲載されている。
基本的には「買って読んで下さい」としか言いようのない素晴らしいコメントの数々が掲載されているのだが、
やはりドキュメンタリー映画『キッズ・アー・オールライト』や『アメイジング・ジャーニー』との比較もしたくなるもんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b8/ac4ee95ffa5976293effa7314a791efb.jpg)
インタヴューの中で、ロジャーは『トミー』を境に「自分の人生が変わった」と語っている。
これはメンバーやスタッフの共通認識で、ピートなど映画『アメイジング・ジャーニー』で「ヤツは自分から歌いたがった。そして見事にTommyに成り切った。見事なヴォーカリストになったんだ。それまでのチンピラじゃなくなったんだ」と、彼らしい物言いで敬意を表していた。
悪童ロジャーの劇的成長。
ロジャーはロッキング・オンのインタビューで、キース・ムーンとの立ち回りを語っている。
有名な『クスリ・トイレ流し~怒ったキースがロジャーに殴りかかる~ロジャーがキースをボコボコに』事件です。
「僕は応戦しただけだったなのに奴らは僕を追い出したんだ!」
映画『アメイジング・ジャーニー』では「執行猶予付きの復帰さ。今度暴れたらクビってさ」とも語っているが、
やはり一番年長でリーダー意識あったバンドを追い出される屈辱は並々ならぬモノがあったようで。
ピートは「残酷な言い方だが、他のメンバーはプレイヤーとして天才的なのにヤツはただの歌い手だったからな。焦りもあったんだろう」と言い放つも
ロジャーはそれを認めていない模様。
むしろ「ジョンが自分は評価されていないとステージ隅に移動した」とエントウィッスルさんに同情的。
『TOMMY』の解釈に関しても、ピートともケン・ラッセルとも違うもので。
細かいニュアンスは私には分かりませんが、実際にライヴを観てみると、むしろロジャーのパフォーマンスのシンプルさが、映画やオリジナルアルバムに劣らない素晴らしいものに映りました。
なお、ブロードウェイ版ミュージカルTommyは、ピートの家族との関係修復によりニュアンスが変わっているというし
Tommyも、色々な解釈が出来る古典になったという事だろう。
「成長した」と言いつつ、いまだ悪ガキの雰囲気を失っていないダルトリー。
「ケンカ?大好きさ。今でもね!」と映画『アメイジング・ジャーニー』で笑いながら語るロジャーさん。
『4重人格』製作事も揉めた挙句ピートのパンチを食らったロジャーさんは、とうぜん反撃に出る気マンマンだったが
「全員がオレを止めやがったんだ!」と大いに不満気。
ここで喧嘩好きの論理・・「ヤツが先に手を出してきたんだ」。
だから倍にして返すのが当然、自分は悪くない。でも皆が自分を止める。自分を責める。
どういう事なんだ。
・・・う~ん、小柄な上やや吃音グセのあるロジャーさんは、思春期あたりから「舐められまい」と殴り合って来たんだね。
「小柄な人ほどケンカ上手」とは日本でも言われてるもんね。
しかし『マイ・ジェネレーション』の吃音ヴォーカルは、本当にロジャーの癖を「生かしてみれば」とアドバイス受けて生まれたもんなんだねぇ。
その結果「ダルトリーだったら吃音すらカッコいい」ってなったんだよね。
同じ癖を持つ同世代は救われただろうねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/77/6eb35c50b0bce488295583d96c8cd84a.jpg)
そして68才になっても歌う『Youngman Blues』
このヒトいまでも「そこどけ、ブン殴るぞ」と道の真ん中歩いてるイメージあるもんなぁ(笑)。
そういう自己演出してるのかも知れないが、根っからのケンカ屋の印象は絶えない。
そして義理人情に厚いガキ大将。結構イイ奴で、優しかったりする。
そんなダルトリーの来日公演も、残り2日。
特に名古屋は洋楽が入らないと評判の土地柄だけに、ファンの人は頑張って駆けつけて欲しい。
追加公演も無い。
次はいつ来るかも分からない。
長年待ってThe Whoは来たけど、気がつきゃ何年前だ?
それから単独来日まで少し待ったぞ。
その前なんで30ウン年も待ったんだぞ!
やっぱ見たいじゃないですか
ウッドストックのパフォーマンスが蘇るんですよ?
『ロジャー・ダルトリー PERFORMS THE WHO’s TOMMY AND MORE』
【横浜】
日時:4月27日(金)19:00開演
会場:神奈川県民ホール
【大阪】
日時:4月28日(土)17:30
会場:大阪アルカイックホール
【名古屋】
日時:4月30日(月・祝)17:00
会場:名古屋市公会堂