あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「雪村いずみスーパージェネレーション」

2012年12月01日 | CD紹介(洋盤)
今の言い方で表現すれば
「雪村いずみ+服部良一+キャラメルママのコラボレーション」ってトコロだろうか。

元はっぴぃえんどのメンバー
細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆らがアメリカ音楽のルーツ性を血肉化した彼ら「キャラメルママ」が、芸能の女王・雪村さんのバックを担当。
名匠・服部良一の楽曲に挑んだ意欲盤。



なんでしょう。ミスマッチの筈なのに異常に格好よろしい。
こんなにニューオリンズ的なリズムが身体に染み込んでいる演奏者が日本に居たんだなぁ・・・。
こんなに堂に入った演奏をする日本人ミュージシャンがいたんだなぁ・・・と感激。



特に、雪村さんがリトル・フィートの「ディキシー・チキン」ばりの後ノリのリズムで歌う「銀座カンカン娘」は圧巻!

当時の細野氏が、いわゆる「セカンドライン」に傾倒していたというのは良く言われているが
それが良く分かる名演だ。

その後、細野氏は
南国楽園情緒の楽曲(はらいそ)を経て、YMOでドカンとテクノポップに転身。

世界的な大ヒットを飛ばすワケだが。
「はらいそ」時代、「キャラメルママ」時代のプレイが好きだというファンは少なくない。

ユーミンとの共演では、まったりとした雰囲気の中、リラックスした演奏を聴かせて欲しいなあ。