あるBOX(改)

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そして中野の書店では「さいとうちほ」さんのサイン会が行われていた!②

2013年06月18日 | 漫画
中野ブロードウェイ明屋書店で行われていた「さいとうちほ先生サイン会」を
予備知識なしに目前にし
驚いてウロウロしてしまったワタクシ。



ちびスケに「ウテナ描いた人だぞ!」と耳打ちすると
「エッ?」と目を真ん丸にする我が子。

なんといっても先日の「ウテナ展」のサイン会は、
幾原監督とダブルだったり、トークがあったりして
整理券がアッという間に無くなったくらいなので

A猪木氏同様に、こんな近くで普通に見れたのにビックリしたのだ。



ウテナ関係の文献でも「美人作家」と言われた、さいとうちほさん
「ベテラン作家」と言われるようになった今でも
充分に そう言われる資格がおありと感じた(失礼)

胸元のあいたドレス風の衣装も素敵なさいとうさん
サインを求めるファンと談笑なさっている

「こ、これは私もサインを貰わねば・・・」と店内を徘徊
新刊発売記念のサイン会なら、
新刊を購入して、それを持参すればOKの筈である

正直、最近の女性向け漫画は読んでいない私だけに
さいとうさんのファンを名乗る資格は無いのだが、
せめて新刊を買えば・・・との思いが頭をもたげたのでした。
(平安モノを執筆されてるのは知ってたし)

さて、その新刊
どうやらレジ前に平積みされてて、購入と同時にサインの整理券が貰えるようだ

「よっしゃ、2巻でてるなら両方を購入すれば・・・」と思って表紙を覗き込んだら・・・



タイトルは「とりかえ・ばや」
表紙絵は、なにやら微妙にアンモラルな匂いがする。
同じ年格好の男女・・・。
こりゃ兄妹じゃないか。10代前半の雰囲気じゃないか。

「漫画版ウテナ」において同性愛要素を強硬に拒否し、幾原監督の胃に穴を開けたと
言われる さいとうさんだが、別の意味で「作風の色気」があるから。
なにやら普通に買って持ち帰ってイイのか考えちゃったのですよ。



・・・で、私が思い出したのが
「少女革命ウテナ」に登場する、この兄妹ですよ。薫幹・梢コンビですよ。
双子の癖に屈折した兄妹愛を持ってて夜は一緒に寝てたりする兄妹ですよ。

妹なんて、学校で制服の前をはだけて兄の前に登場し、「ひさしぶりにシてみる?」とか
いうコですよ。
先日の「ウテナ展」の前に少し見せていくかと思って久々に再生したら〝このシーン”が
流れてしまい

連れに「・・・イイの?これ」と言われた事を思い出したのですよ。

まぁ、最近の少女漫画に比べれば絶対に安心して家に置ける本だとは思うのですが
買ったら絶対にちびスケが見たがるだろうから、ここは保留、読むなら別の日に買ってから
・・・と、当日は涙を飲んだのでした。

そんで
家に帰って色々と検索したら
『とりかへばや物語』(とりかえばやものがたり)とは、は平安時代後期に成立した物語であり
作者は不詳。「とりかへばや」とは「取り替えたいなあ」と言う意の古語とのこと。

ストーリーは、いにしえの男女逆転モノで。
男らしい姫君と女らしい若君が、「それなら いっそ取りかえてしまいませう」と立場を入れ替えて
男として生きる覚悟を決めた女君・沙羅双樹と、女として生きる決意をした男君・睡蓮が禁断の
運命をたどる・・・との事。

"男女逆転ドラマ"の原型である古典「とりかへばや物語」を、さいとうちほさんが大胆に
アレンジした作品だそうな。
まぁ「禁断の」とか言われると、やっぱり時代的に恋愛なんでもあり(年の差、性別、血縁)
・・・を連想するのでちびスケには少しまだ早いかな・・・という気がした。

しかし
それでも同ストーリーには引っかかる物を感じたので、「とりかえ・ばや物語」で検索したら
「ざ・ちぇんじ!」の文字が出てきましたよ。

やっぱりか!



山内直美さんが、氷室冴子さんの原作で描いた「ざ・ちぇんじ!」。
今は亡き氷室冴子さんが、「なんて素敵なジャパネスク」執筆前に書かれた平安モノ。
こちらも「とりかえ・ばや」を下敷きにされてたのね。

もちろん、バリバリの少女漫画誌の連載だったから、
「男と思って誘ってくる『男』がいる」みたいなシチュエーションでもコメディチックに
昇華されてたが、古典をああも楽しく書き上げる力量には、改めて恐れ入りました。
つ~か、ニッポンって凄いな。こんな古典があるなんてな。



さてさて
つい「とりかえ・ばや」掲載誌の事も調べてみたが。(つ~か、店頭で見て知ってたが)
小学館の「プチフラワー」が誌名を「月刊フラワーズ」と変えて継続創刊されたモノだそうな。

よって作家陣もプチフラワーからの萩尾望都さんを始め、
赤石路代さん、渡辺多恵子さんと嬉しいベテラン陣の名前が並んでいる。吉田秋生さんも。
いやぁ、少女漫画でデビューした方々の息は長い。
(フラワーズの対象は高校生~30代の女性らしいが)

大谷博子さんも月刊誌で連載されてるもんなぁ・・・。

さらに、フラワーズ執筆陣には
「旅のグ」で我々の度肝を抜いたグレゴリ青山さんもいらしゃる。
(インドのバックパッカー・ネタは凄まじかった)

なんちゅう雑誌だ・・・。



さらに
「ファミリー」や「はじめちゃんが一番」の渡辺多恵子さんが、
新選組物を描かれている事は知ってたが、これが随分と長く続いてるんだなぁ。

しかも、主人公が男と偽って入隊するという「王道モノ」。
韓国ドラマも真っ青な設定は、さすがベテラン!

やっぱり最近の少女漫画には馴染めないから、読むならこの辺の漫画誌だね。
今度TSUTAYAかどこかで借りて読もうかなぁ・・・。