あるBOX(改)

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亀田大毅、体重オーバーのソリスに判定負け

2013年12月05日 | ボクシング
12月3日に行われたボクシングのトリプル世界戦。
亀田和毅、亀田大毅、高山勝成の三人のチャンピオンの揃い踏み興業だったのだが、
またしても亀田大毅の試合でトラブル発生。
メディアやネットを騒がせる結果になってしまった。

まず、波乱の元凶はWBA・IBF団体統一王座戦の前日計量。
相手のソボリオ・ソリスが大幅に計量オーバー。
2度めの計量でもリミット内に収まらず、それ以上の減量を諦めて、
関係者の制止を振り切って自販機で購入した水やコーラをガブ飲みするというハプニング。

ここでメディアに発表されたのは
試合は行われ、亀田大毅選手が勝てばWBA・IBF2つの王座を獲得、
挑戦者が勝てば両王座とも空位。
ドローの場合は亀田大毅選手が元々保持していたIBF王座のみ防衛。
・・・という特別ルールで行われるというもの。

しかも、ソリスはIBFルールにある「当日計量」も免除(?)。
体重差のある者同士の対戦という、非常にアンフェアなリングとなりました。

この点は大毅選手は気の毒だった。
普通はソリスにグローブハンデが課せられるパターンです。

昔はチャチャイやピントールの様な名選手でも減量失敗をやらかして、戦う前に王座を失う事もありましたが
「失態」と言われつつも、それでもギリギリまで体重を絞ろうとする「誠意」は見せたと思います。
結果、ヘロヘロの身体で惨敗しても、今にして思えば、まだ立派だったと言えるでしょう。

そういう「最後の誠意」さえ失われたのは、90年代のフレディ・ノーウッドあたりですからかね。
余力を残して対戦相手を打ちのめし、勝ち星を稼げば次に繋がる・・・とばかりに「搾りカス」になる事を拒否。
※松本好二さんは気の毒でした

正直、そういう「卑怯者」には、最低でも(下部組織を含め)その団体のタイトルから2年は出場停止の処罰が与えられて欲しいと思いますよ。

発表によると当日は3.5kgほどの体重差があったそうで。
往年のチャチャイやピントールに比べ、ソリスの身体には張りがあり、筋肉も盛り上がっていた。

大毅選手は接近戦で挑戦者に押される苦しい展開、アウトボクシングしてもリードパンチが足らず、ペースを掴んだとは言えない展開。

お互い決定打がないまま試合終了。
「地元判定で4ポイントくらい引っくり返すかな」と思ったが、判定はソリス!

大毅選手は王座陥落・・・とアナウンスされました。
(続く)