あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

内山高志の10度目防衛戦も近づく

2015年04月29日 | ボクシング
「内山高志、10度目の防衛戦はジョムトーンと」であります。
まぁ、先月の20日にはワタナベジムから発表されてたんですけどね。

WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志と、
同ライトフライ級王者・田口良一のダブル防衛戦。

日程は5月6日。
会場は、東京・大田区総合体育館。

内山は同級10位にランクインした東洋太平洋同級王者の
ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)を迎える10度目の
防衛戦。

なお、ジョムトーンは1月に金子大樹(横浜光)を判定で下した
選手で、ムエタイでも世界2階級王座を獲得した実力者だ。

金子と言えば内山に挑戦してダウンを奪った勢いのある選手だが
内山は「金子戦はVTRで見ました。相手にボクシングをさせない、
うまいという印象。自分のボクシングをするだけ」とコメント。

ホープ時代、タイのベテラン選手にダウンを食らった事ある
内山だけに普段以上に慎重な序盤になるかも知れない。

一方、今回の試合が初防衛戦となる田口は、同級15位の
クワンタイ・シスモーゼン(タイ)を挑戦者を迎える。

会見では「初防衛戦は難しいと言われますが、自分のスタイルで
倒して勝ちたい」と自信を見せたとのこと。


大田区総合体育館は、すっかりボクシング世界戦の会場として定着。
5月1日には三浦隆司(30才)が、同級8位で元IBF世界Fe級
王者ビリー・ディブ(29才/豪州)と4度目の防衛戦を行い

同興行ではWBC世界ミドル級8位の村田諒太(帝拳)が、WBO
同級14位のダグラス・ダミアオ・アタイデ(ブラジル)と
プロ第7戦を行う。
※村田にとって初の世界ランカーとの対戦。

また、元世界2階級制覇王者の八重樫東(大橋)の再起戦もあり。
Sフライ級10回戦に登場する。
5/1の大田区総合体育館も見逃せない。

そもそも
5/1といえば、マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザーの
事前特集が朝の9:30からWOWOWライヴで放送されますからね。

さらに
5/3には、パッキャオvsメイウェザーの生放送が朝の10:00から
WOWOWライヴで放送。

5月上旬はボクシング・ウィークになりますな!

高山勝成は負傷判定で初防衛

2015年04月29日 | ボクシング
4/22 大阪府立体育会館
「IBFミニマム級タイトルマッチ」
高山勝成 9回負傷判定 ファーラン・サックリンJr

結果は高山のアイカットで負傷判定。
9回まで試合が進み、その回も進んでいたので第9Rを含むラウンドでの
採点となった。

前半から高山が前に出て繰り出した手数と有効打が評価されて3-0の
判定となったが、ファーランの迎え撃ちも鋭くて公式採点(86-
85、90-81、87-84)以上にヒヤリとさせられた試合だった。

高山の連打と波状攻撃に対し、ファーランは右アッパーなどを
リターン。距離があくと長いジャブとワンツーを伸ばす挑戦者、
なかなか厄介だ。
※セコンドにパヤオ・プーンタラットのお兄さんが居たってね。

レバーブローでもダメージを与えた高山だったが、ファーランも
意地の反撃。
ムキになって真っ直ぐ攻めこむ高山に逆転の強打を狙う。
※これにはヒヤリとするシーンもあった。
 直撃は殆ど食わなかったが・・・

ファーランも「連打を強い1発で跳ね返そう」と力み、フックを振って
半身になるなどエネルギーの無駄遣いあり。
スタミナでも高山が優っていた。

7回には偶然のバッティングで高山が左まぶたをカット。
8回には高山がロープ際に追い込んで、両者足を止めて2分近く
打ち合ったが。やはり決め手に欠け、見ているこっちは挑戦者の狙う
一発が怖かった。

8回に高山は偶然のバッティングで右まぶたもカット。
流血の結果、視界が妨げられた王者は相手の右アッパーを躱し損なう
場面も。

結局、試合は2度目のドクターチェックで9回でストップ。
傷の原因がバッティングという事で負傷判定に委ねられた。

スコアは3-0。王者は不本意そうだったが、この王座の初防衛は
果たした。
王者は、まず喜びを語りつつ観客に詫びた。

やはり詰めてからの連打にもう一工夫欲しいところだ。
※「そんな事は百も承知」と言われそうだが。

高山の通算戦績は37戦29勝(11KO)7敗1NC。
ファーランは32戦27勝(15KO)4敗1分けとなった。

井岡一翔が3階級制覇

2015年04月29日 | ボクシング
さすがに
「プロ18戦目で世界最速!ジェフ・フェネック(豪)の
20戦を塗り替えた」などと言われると「え?」と言いたく
なったが。まぁ、8度防衛の王者からの奪取だし、
酷い被弾もなく勝利したのは認めたいトコロであります。

4月22日 大阪府立体育会館
「WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦」
同級3位・井岡一翔 判定 王者フアン・カルロス・レベコ

挑戦者の井岡一翔(26才/井岡)は、王者のフアン・
カルロス・レベコ(31才/アルゼンチン)を2―0の
判定で下し、王座を奪取。3階級制覇に成功した。

日本人では亀田興毅に続いて2人目で、自身の叔父である井岡
弘樹氏(元世界2階級王者)が成し遂げられなかった井岡家の
悲願を成就させた形である。

ただ、この辺は「記録には残るが記憶に残らない」という
お仲間になってしまったなぁ・・・という印象ですねぇ。

試合としては
遠い距離から飛び込んで手数をまとめる王者に対し、ジャブで
距離を保ちつつ迎え撃ち、時に先制するパターン。

第2Rに左フックで王者の腰を落とさせる見せ場を作ったり。
自身は広めのスタンスで重心を下げ、圧力に負けないボクシング。

レベコはジャブ、フックと左パンチを中心に繰り出したものの
大振りで、井岡に距離やボディワークで外されるシーンも多々あり。
井岡はポイントでやや上回った印象でした。
2-0の判定は・・・あんなモンですかね。

まぁ、現実には他に世界戦が続くし、印象的には突出する事なく
埋もれていってる気がします。
「快挙」という割りにスポーツ紙の扱いも大きくなかったし・・・。

レベコの上にもスーパー王者がいるし、アムナットと再戦しても
勝機あるかは分からないし。

※レベコとアムナットはタイプが違いますからねぇ。
 鄒市明(ゾウシミン)にも勝ったアムナットは、すっかり
 スター候補キラーですなぁ・・・。

さてさて、陣営は「統一戦」などをブチ上げて、埋もれないよう
アッピールされておりますが。
まずは「仮想アムナット」みたいな選手を挑戦者に迎えて
苦手な相性を克服するキャリアを積まなきゃいけないんじゃ
ないですかねぇ・・・。