あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「キャプテンウルトラ」OP曲

2016年05月30日 | アニメ・特撮
BSプレミアムで5/29夜10時50分から放送された、
「宇宙を奏でた作曲家~冨田勲84年の軌跡~」

さすがNHK、自局の豊富な素材や民放のアニメOP、イーハートーヴまで
網羅した素晴らしい番組で御座いました。

手塚治虫先生との関係も紹介され、雄大な「ジャングル大帝」のOPや
画像と楽曲がリンクしまくる「リボンの騎士」など、フルで流して
くれて感激しきり。



しかし、一方で特撮曲が紹介されないのが残念というか。
「キャプテンウルトラ」や「マイティジャック」のどっちかは
流して欲しかったなぁ・・・と。
※ぜいたく言えば「ノストラダムスの大予言」も。

とくに「キャプテンウルトラ」OP曲のカッコよさは筆舌に尽くし
難いほどで。
いろんな音楽を聴いてきた今だからこそ分かるカッコよさもあるんですよ。

歌手:ボーカル・ショップ、東京マイスタージンガー、
上高田少年合唱団
作詞:長田紀生
作曲:冨田勲

特撮テレビドラマ『宇宙特撮シリーズ キャプテンウルトラ』。
1967年4月~9月まで放送された、TBSの「ウルトラシリーズ」第3弾。
日曜日19:00からの30分番組。全24話が放送。製作は東映。
※円谷プロじゃなかった!



OP曲「キャプテンウルトラ」。
手塚アニメ曲の雄大さに比べ、宇宙空間を疾走するスピード感あり。

よってドラミングもマーチング風スネアじゃなく、シンバルワークで
速さを表現。これが、もう「JAZZ」!!

反対の左チャンネルから聴こえてくるホーン・セクションは、まさに
ビッグバンド!

要所で差し込まれるストリングスやマリンバはクラシック!
もうゴチャ混ぜというか、あらゆるジャンルの美味しいトコ取りと
言うか・・・。

それでいながら楽曲にチグハグさ一切なし。
あらゆる要素を一体化させる冨田サウンドの発芽は、この頃から既に
あったのだ。

こだわりの音響も健在。
それぞれのパートが「ここ」という時に前面に出てくる。
オープニングのBass音とシンバル音→男性声のヴォーカル→
ホーン、ストリングス→掛け声「スリー、ツー、ワーン、ゼロ」
→発射音!→少年声が前面に出てくるサビ!!



発射音の迫力、広がりも凄まじい。
普通SEは専用スタッフに任せるだろうが、富田先生は自分で
やってるに違いない!

声変わり前の少年声でパワフルに歌われるサビも凄まじい。
青年男性声を掻き分けるように「♪そーれゆーけキャープテーン・
ウルトラー!!」と前面に飛び出してくる。
少年声なのに一番高いトコロで追いつかず、裏声にならざるを
得ない歌メロ。

厳しい!
歌い手に厳しいというか、冨田曲は「プロ」に委ねられる楽曲なのだ。
※「レオのうた」は弘田三枝子、「リボンの騎士」は前川陽子!

重厚さ、スケール感でも手塚アニメの曲と遜色ない「キャプテンウルトラ」。
ここ数日、冨田劇伴曲で作ったセットリストを通勤時に聴いているんですが
最もヘビーローテーションとなってるのでした。

「Dr.Coppelius」チケット発券

2016年05月30日 | 邦楽
セブンイレブンで発券。

当初とはタイトル名を変えて

~冨田勲 追悼特別公演~ 
 冨田勲×初音ミク 
 交響曲「Dr.Coppelius」

・・・として上演が決定しております。



ぴあ先行予約で取ったから
1F10列目だ。

NHK BSプレミアムの追悼番組、「宇宙を奏でた作曲家 ~
冨田勲 84年の軌跡~」のエンディングを見る限りでは
「月の裏側」「天女」「バレエ」というキーワードも
聞かれた。



またスケール豊かな総合芸術をもって我々を感激させて
くれるのだな。