盆踊りの聖地、三笠市。
市の中心部にある公園には、盆踊りの櫓が常設。
そこから程近いところに…
昭和感の溢れる、懐かしい佇まいのお店が。
昔から市民に愛され続けたオーラを感じます。この「街のお菓子屋さん」と言う雰囲気が素敵ですね。
で、こちらの名物…と言うか、「三笠市民のソウルフード」だと言うケーキがこちら。
「ココナッツロール」です。
バニラ風味の素朴なロールケーキに、満遍なくココナッツが。
手掴みでいけるくらいです(笑)。
これだけ徹底してると、手もベタついたりしないので…農作業のおやつなどにも重宝するかも。ココナッツ塗れなのには、そんな理由があったりするんでしょうか。
他にも、様々なケーキが。
こちらの「ハワイアン」は、缶詰のパインをゼラチンでコーティングして、これまた素朴な生クリームのケーキに載せてます。
チェリーがこれまた泣かせます。
イチゴショートケーキも潔い。
堂々とイチゴが一つ。
潔い。
スポンジの間にスライスした果物を挟んだりしません。
過度な煌びやかさはありません。
自分が子供の頃、ケーキは今のようにコンビニで気楽に買えるようなものではなく、本当に「特別」な食べ物でした。
その時、ケーキに感じた「ときめき」と同じものを、こちらのお店のケーキからも感じるのです。
そして、そんな頃の、子供たちの気持ちに真摯に向き合って作り上げられた、背筋の伸びたケーキ。
シンプルにして孤高。
こちらのお店のケーキをゆっくりと味わいつつ、そんな事を感じたのでした。