今宵は七夕…とは言いますが。
何故か。
北海道では八月七日が七夕、と言う地域が多いんですよね。
理由は暦絡みで諸説あるようですが、子供の頃に七夕と言えば八月と教えられ、しばらくして実は本州は七月が七夕だと聞いてかなり驚きました。
さすがに一年に一回会うだけでは織姫も彦星も物足りなくて、こっそり八月に北海道で会ってるんでしょうか。
(^_^;)
そんな伝説上の人物の逢瀬はともかく。
今回も、札幌・ススキノの「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」にていただいたお料理をご紹介。
一枚目の写真は、カツサンド。久しぶり。
近頃ネットでは「沼サン」なるサンドイッチが話題になってますが…キャベツなどの野菜を大量に挟むのが沼サンの特徴。
聡咲のカツサンドは…
野菜も肉も大量に挟むのが特徴(笑)。
食べてみると解りますが、見た目以上に野菜がたっぷり。カツもご覧の通り、分厚い。両者をバランスよく、かつ食べやすさを考慮した上で限界まで挟んだ結果がこうなる訳ですね。
夏場はダメなんですが、涼しい時期なら持ち帰りも可能。これを差し入れして喜ばなかった方はいません。
スペアリブカレー煮。
海賊の料理みたいですが(笑)たまらず、ライスを追加しました。
ハマボウフウの天ぷら。
山菜の時期の終わり頃、「今年はまだハマボウフウを食べてないんですよ」とお話ししたら…出てきました(笑)。キム○クの某ドラマのマスター並みに、色々あります。
京極町産キタアカリのフライ。
ジャガイモと言えば、京極町。さすが甘さが強いです。いずれ、マスター自ら収穫した京極町産の野菜がメニューを賑わせることでしょう。
豚野菜ソース焼きそば。
太い麺で食べ応え抜群。ズシリと来ます。野菜もキャベツではなく、アスパラがメイン。贅沢。
ポークチャップ。
今回のポークチャップは、いわゆる一般的なポークチャップの王道、ケチャップメインのソース。しかしまぁ、僕もこちらのお店では、様々なポークソテー系のお料理をいただいてますね。
マスターは「単純に同じものが作れない。」とおっしゃってましたが。
(^_^;)
ネギトロとアボカドのタルタル。
一番上は山ワサビ。札幌の横の江別産です。あの大泉洋を産んだ街、江別です(笑)。和風とも洋風ともつかない料理ですが、お酒に合うのは間違いがなく。
さらに、お酒に合う逸品。
鮭のトバ味噌。
鮭の「トバ」をご存じの方は多いかと。縦に細長く切った鮭の身を干した、いわゆる珍味ですが、これをほぐして味噌に漬け込んだものです。
…この説明の時点でニヤついてる方は酒呑み確定(笑)。
トバが味噌の風味を纏うだけではなく、身もしっとり柔らかに。絶妙な歯応えになります。
お店でたまたまカウンターに居合わせた方、数人に勧めましたが、皆さん、まるで酒場詩人・吉田類さんのような、酒呑み特有の喜び方をしてましたね(笑)。
最近では、僕の中では最強のおつまみでした。
釧路産本タラバ蟹野菜包み蒸し。
紙で包んで、様々な野菜と共に蒸しあげたもの。紙を破って開ける瞬間の香りも素敵。
そして立派な…
タラバ蟹。蒸されているから、何ともふんわり。野菜にもその香りと旨味が。
お値段は、相変わらずフレンドリーな感じです。玄関に巨大な蟹のオブジェがあるようなお店で、これと同じものを頼んだら、とんでもない値段になるような気がします。
(^_^;)
正直、ススキノでは高いものを当然のように高く出すお店が多くて、まぁ、実際原価も高いからそうなるとは思うんですが…
本州からお越しになった方が例えば蟹を食べて、北海道で蟹を食べて実際美味しかったけど高かった、という感想をもってしまうと、それなら東京の高級店で食べてるのと変わらないんですよね。
それだと北海道へ来る意味があまりない訳で…
そんなススキノの風潮に、友好的に(?)反旗を翻し続けるマスターであります。
さて、今宵は天空でイチャついてるカップルがいるようなので…
聡咲のカツサンドを手土産に、邪魔してやろうかと思います(笑)。