まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 ラビット・ホール

2011-11-22 00:47:59 | 映画(劇場鑑賞)
愛する者を亡くした悲しみは消えない。
それでもその悲しみを抱きながら歩み出すことはできる。
喪失からの再出発を描く夫婦の愛の物語。


二コール・キッドマンの初プロデュース&主演作です。
冒頭部の庭仕事をする女性がニコールとは、
にわかには信じられないほどの容姿に驚くまるみ。

虚飾を一切そぎ落とすとはまさにこのこと
オシャレして出かける姿は恐ろしいくらい美しいのだけれど…

息子の思い出をすぐにでも忘れたい妻にニコール・キッドマン。
いつまでも留めたい夫にアーロン・エッカート。
同じく息子を亡くした妻の母にダイアン・ウィースト。
繊細かつリアルな演技が光ります。

いつも映画を観ては、ほろりと涙を流すまるみが、
泣くことができなかったのは、あまりにリアルだったからでしょう。
共感できるセリフも多く、考えさせられました。

悲しみは消えないけれど、小さくすることはできるのです。
小さくしてポケットに入れてしまいましょう。
誰かにいわれると反発したくなるけれど、
自ら行動を起こさなくては何も始まらないのです。

人に備わった再生力は、凄いのですよ。
絶望の中にいても希望の明かりを見出して
生きていかなくては、生きていたかった人に申し訳ないです。
手をとりあって頑張っていきましょう。

やり場のない悲しみを抱えた人にも
共感できる部分がきっとあるはずです。

ヒューマントラストシネマ渋谷 

2011.11.17
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